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美容看護師に臨床経験は活きるか。【美容看護師を目指す方へ】

美容看護師の道に行くことを

病棟で働きながら迷ってる方。
学生の段階で目指している方。

臨床経験は活かせるか気になると思います。


①新卒で美容クリニック勤務は?

アリかナシかで言ったら、全然アリだと思います。
ただ、道はかなり険しい。

"新卒でもOK"
は今のところ脱毛クリニックが多いです。


脱毛クリニックを経験してから
他のクリニックに行く手もありますが、

美容クリニック経験としてもカウントされないかもしれません。

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でも、それだけ美容に対する思いが強く
人一倍努力する気持ちがあるならば、
誰よりもプロフェッショナルになる可能性は高いと私は思います。

美容看護師は、正直なところ

給料がいいから
夜勤がないから

休みが取れるから
治療が受けられるから

などの理由で転職してくる人も多いです。

そんな中で
柔軟性を持っていろんなことを吸収したら、
職歴は一切関係ないと思っています。

むしろ、面接の時に思いをしっかり伝え、
あなたに期待してくれる人に出会って欲しいです。



②美容で使える看護師技術 BEST 3

ぱっと思いつくものを3つ挙げてみました。

1.静脈確保(注射、点滴)

皮膚科なら美容点滴や採血、
外科なら必ずと言っていいほど必要な手技です。

私は地方の大学病院でよかったと思ったのは
留置針に慣れていたことです。

意外だなと思ったことは
都内の大きい病院の看護師は
留置針どころかルートを取る機会自体少ないこと。

脳外科では、高齢の方の取りづらい血管ばかり。
てんかん発作で暴れる人の血管を取ることもあったので

静脈確保は、高確率で患者様に褒めていただけます。笑


2.急変時の対応

急変は美容皮膚科ではそんなに無いです。

ただ、注射や、ヒアルロン酸注入などで
クラっと、迷走神経反射を起こすことはよくあります。

外科であれば、元オペ室ナースはとても頼りになります。
美容は麻酔科医がいない状況で麻酔を使用することが多いです。

全身管理に慣れていないと、不測の事態にやはり動揺します。

3.内服薬の知識

病歴や内服薬から効果や副作用が
即座にイメージできると役に立ちます。

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出血などに関わるものはもちろん、

美容皮膚科だと、肌に影響がある病気や薬も
病棟時代の意外な経験から結びつくことがあります。

”経験がものをいう!”というわけではなく
”考え方に幅が広がる”という感じです。



③病棟経験豊富な方は

ベテランさんも、
夜勤に疲れ
心がすり減り
体力的にも限界

美容クリニックへ転職を考えている人もいると思います。

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年齢を重ねていても、

とにかく美容が好き
自分も綺麗でいることを忘れなければ

何も問題はないと思います。


ある院長が言ってました。
「病棟経験が豊富すぎると新しいものを
受け入れられなくて使いづらい。
若い子の方が、覚えも早くなんでも吸収する。」

まあそういうこともなくもないかもしれませんが

あくまで自分の経験は、参考程度に
新たな気持ちで学べば全然大丈夫かと。



④まとめ

臨床経験は活きるか。

答えは

頑張り次第でどうとでもなる。

です。

こんな答え面白くないかな.笑
でも、本当にそう思います。

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美容医療に興味があるけど、一歩踏み出せない。

そんな誰かの背中を押せたら嬉しいな。

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