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【M&Aアドバイザー直伝】小規模M&Aの取引価格はどうやって決めてるの?

【驚愕!】小規模M&Aの取引価格はどうやって決めてるの?

マルチプル法とは、類似上場企業の倍率を利用し、対象会社の企業価値を客観的に評価する方法であり、類似会社比較法ともよばれる評価方法のことです。

マルチプル法の考え方の根幹は、対象会社と類似する上場企業を基準とし、対象会社の価値は類似する上場企業の株価や収益構造から算出した価値とほぼ類似すると仮定することにあります。

類似上場企業の売上高や利益、株主資本等の財務数値における企業価値又は株主価値の評価倍率を利用して、対象会社の価値を評価するのです。

この評価倍率が「マルチプル」というため、この企業価値評価方法がマルチプル法と呼ばれる所以となっているのです。

企業価値評価は、計算も複雑なので、みなさん嫌厭しがちです。

しかし、M&Aをする上では避けて通れないところでもあるので、ぜひマスターしていただきたい内容です。

というのも、企業価値評価は、別にM&Aにだけ使うものではないからです。

そもそもM&Aとは何ですかね?

M&Aは、ビジネスへの「投資」ですよね?

会社や事業を買収して、利益を上げてM&A費用を何年で回収して更に利益を上げていくっていう「投資」なわけですね?

この、ビジネスへの「投資」は、何もM&Aの話だけではなく、「事業規模拡大」や、「新規事業」も当然、事業投資なわけです。

事業拡大や新規事業を始める時って、やみくもに始めませんよね?

事業計画やらなにやら作成して、綿密に計画を練って実行しますよね。

では、その投下資本の金額って、どうやって決めますか?

「予算枠内」と一言で片づけてしまえば、それまでですが、おおよそでも投下資本の金額を読んでおくことに越したことはないのでは?そのためには、「計算」って、非常に重要だと思うんですね。

例えば、新規事業を始める際、上場企業の数字を用いてマルチプル(倍率)を計算しておいて、新事業が目標とする売上や利益を見積もっておけば、

「この新規事業は3年程度で回収できそうだ!」

など、大まかな投資回収期間などもわかってくるわけですよね?(利益か投資回収期間など、何を逆算するかで状況も変わってきますが)

算定された数字が目標としている利益や投資回収期間に見合わない場合は、投資計画のどこかを修正しなくてはいけないですし、どうしても目指す数字にならない時は、撤退と言う投資判断も下せるわけです。

M&Aも同様で、目標としている利益や投資回収期間に見合わない場合は、見送ることもあるわけです。

また、M&Aで買収するか、自社でイチから立ち上げるかの比較材料にもなりますよね。

そのためには、企業価値の評価方法はマーケットアプローチであれ、コストアプローチであれ、知っておいていただき、精度の高い投資判断をしていただきたいと思います。

この点、よくよく思うのですが、「机上の空論」って案外大事だったりするわけですよね。

突然ですが、

小規模M&Aの取引価格ってどうやって決定しているか分かりますか?

小規模M&Aの企業価値評価の実態って気になりませんか?

売り手も買い手もこの部分って結構気になる方が多いと思うんですね。

ということで、今回は「【驚愕!】小規模M&Aの取引価格はどうやって決めてるの?」を解説していきます!

★今回、読んでいただきたい方は以下のような方です!

  • 小規模M&Aの取引価格の決定方法を知りたい方!

★読むことで得られる効果!

  • 実務に即した小規模M&Aの取引価格の決定方法を知ることができます!

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【驚愕!】小規模M&Aの取引価格はどうやって決めてるの?

では、小規模M&Aの取引価格はどうやって決めてるの?を解説していきましょう!

今回解説するポイントは以下の3つです!

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