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スモールM&Aにおける売り手の3つのデメリット
スモールM&Aにおける売り手のデメリットを解説致します。
✅①売買交渉で主導権を取られるリスクがある
スモールM&Aにおける売り手は当然、小規模事業、個人事業の経営者なのですが、買い手候補が大手企業や優良中小企業の場合があります。
彼らは何度も買収を繰り返している、いわゆるストロングバイヤーの可能性があり、経験も豊富なため、交渉において完全に主導権を取られることがあります。
売り手も「まあ、損が出ず、いくらかでも値段が付けばいいか」と、考えてしまう方も多く、なすがままにされてしまいます。
売り手はM&A交渉は初めてという方が90%以上なので、当然どう交渉したらいいかなどは分かりませんし、資料の開示や契約書類の取り交わしなども同様です。
そこをつけこまれて、買い手有利に交渉をすすめられ、買いたたかれてしまう可能性が高いのです。
これの対処法としては、やはりM&AプロであるスモールM&Aアドバイザーに依頼することをおすすめします。
✅②全ての売却条件を通してもらうことは難しい
売買価格以外にも、売却後の旧代表者や、従業員の待遇、個人保証の肩代わりなど、条件は様々あるわけですが、売り手から提示した全ての条件を買い手にのんでもらうことは非常に難しいです。買い手にも様々な、事情があるからです。
このデメリットは、買い手のデメリットでもあります。
むしろ、お互いの提示した条件下の中で、どうやって折り合いをつけて譲渡契約書にサインするかを模索する方が建設的です。
✅③売却後は買い手の統制下で経営が遂行される
当然の話、経営権は買い手に移ります。
買収後も旧代表者が、そのまま代表や役員として残るケースもありますが、運営は買い手がコントロールするので、買い手の経営方針に従わなければなりません。
デメリットともとれますが、M&A完了後、買い手の言うとおりに運営してみると業績が好転し、役員報酬や給与が上がったというケースもありメリットともとれます。
むしろ、ご自分が経営してきた事業を、新たな経営者がどう発展させて行くのかを、見守る姿勢が必要ではないのでしょうか。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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