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リサーチの“限界”ってどこまで?#メルマガバックナンバー

5日前に起きた
知床観光船の事故。

すでに11名の方が
亡くなっているとか。。

つい数ヶ月前に
知床に行ったことがあるのと、

サプライズのプロポーズのために
乗船していたカップルが
今も行方不明になっている、、

小さなお子さんも
亡くなっている、、

という話を聞いて
なんとも言えない気持ちが
込み上げてきますね。

私が何より怖いなぁ…と
感じているのは、

事故の後になって
いろんな悪事や事故につながった原因が
続々と明るみに出ていること。

そして、

そもそも乗客は
そんなことも知らずに
ツアーを楽しみに予約をしていること。

でも、考えたら当たり前ですよね。

どんな景色が見られるかな、
どんな動物が見られるのかな、
海の上はどれだけ気持ち良いだろうか…

など。

そういった期待の方が
勝っていて、

「どこどこの会社が
運営してるからヤバいぞ」

なんて下調べすることって
そうそうないと思うんです。

HPがちゃんとしてる、
料金もコースも色々選べる、
SNSでたくさんの人に
タグ付けされて紹介されている、

など、

もし見るとしても
そのくらいじゃないかと。

だからこそ裏切られた感というか
もっと注意していれば、、、という
どうしようもない無念さを
自分ごとのように感じてしまいます。

今週末から
ゴールデンウィークですね。

きっと、この遭難事故をきっかけに

「こないだ予約したあのツアー
運営会社大丈夫かな?」

なんて調べてる人も
いるかもしれません。

ネット上の情報なんて
全てが正しいわけじゃないけど
できる限り調べておきたいですよね。

こうした事前リサーチって
言わずもがな、
個人ビジネスでも大事なことです。

でも、、、

どこまでリサーチしたらいいか?

その“限界”がわからなかったり
しませんか?

よく言われているリサーチ方法としては、

・自社(商品)
・市場
・競合

の3C分析。

これまでやってきたことの棚卸しや、
既存顧客、世の中の見込み客が
何に悩んでいて、何を求めているのか、

これらを知ることが
リサーチの主な目的ですが、

ただ、売れるものを知る
だけでなく同時に、、

無駄な失敗、リスクを
^^^^^^^^^^^^^^^^
回避するための情報収集
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

も必須です。

例えば、私の例を挙げると、

過去にお客様の
Kindle出版の無料キャンペーンを
企画したんですね。

ありがたいことに
Amazon1位はいくつかの
カテゴリで獲ることはできたんですが、、

本命のカテゴリだけは
全然取れなかったんです。。

「いったい、誰がランクインしてるんだ…?」

そのカテゴリの1位の著者名を見て
唖然としましたw

なんと、、

フォロワー数3万人の
某インフルエンサーさんだったんです。

Twitterでも盛んに
新刊出版記念キャンペーンについて
宣伝していて、

まさに、お客様のキャンペーン期間と
丸かぶりだったんですねw

流石に、、

どんなに根回ししてても
紹介依頼をしまくっても
どうにもこうにも勝てんわ…

ってことで
泣く泣くキャンペーン期間を
終えました。

けれど、

そのおかげで、

「キャンペーンを企画するときは
他のSNSでのインフルエンサーの動向も
チェックする」

ということも
リサーチ項目に追加でき、、

1冠でも多く狙い目のカテゴリで
1位を獲ることができるように
なったんですよね。

(自然に獲った1位じゃないじゃん!
ってツッコむ方もいるかもですが
ぶっちゃけ、これも戦略です)

これに関しては
致命的な失敗ではありませんが、

他にも、リスク回避のための
リサーチの対象としては、、

◆似たようなネーミングの
商品(サービス)名はないか?

◆同業と同じタイミングで
商品をリリースしようとしてないか?

◆販売期間がGWなど長期休暇に
かぶっていないか?

あたりも大事ですね。

特に、一つ目は
ネット検索ですぐに分かることなので
確実に回避できますよね。

売れるためのリサーチも
もちろん大事ですが、、

改めて無駄なリスクや失敗を
回避するためのリサーチも
とても重要です。

せっかく良い商品ができても
最後の最後でミスったり
クレームがついたりしたら
最悪じゃないですか。

ですので、

念入りにリサーチをするなら
闇雲に事細かに調べ上げるだけでなく、
こうした余計なミスをしないことも
配慮できるようになるべきです。

販売者としてだけでなく
購入者目線で見ても
大事な観点ではないかと。

今日のお話が
参考になれば幸いです。


追伸:

書きながら思ったのですが、、

やっぱりやってみないと
分からないことばっかりだなと
再認識しました。

何が失敗でリスクなのかなんて
最初から分かるもんじゃありません。

自分でやってみたり、
誰かにやってもらったり、
同業や仲間と情報交換したり。

最初から自力で完璧なんて
ありえないし、

そうした失敗経験こそが
自分の血肉になっていくわけですね。


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