見出し画像

【‘‘踏みしめる希望より’’】

-諳じる言葉へ-/感想『ラーゲリより愛を込めて』-


映画はしばらく見ていなかったのですが、つい最近たまたま『ラーゲリより愛を込めて』という映画を鑑賞しました。
物語は、シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちを通して過酷な環境下と重労働の中で捕虜である山本という実在した彼の半生を描いた話でありました。
彼は、生きることに対して希望を持ち続け帰国することを信じて、妻や子どもたちのもとに再会することを誓い、彼の思いや意志を引き継ぐ為に、彼が残した言葉の数々を仲間の方々が遺書を記憶するシーンを見ていて、とても感動させられるものがありました。
たとえ、どんな状況下に置かれても悲観することなく、落胆することもなく、光の先にある‘‘未来のために’’恵まれた日常にある世界を見つめることを大切にして生きていることの幸せと喜びを本作から感じられました。
そして、私は映画を見終えた後に原作も読むことにしました。
映像作品から原作へと物語をもう一度、辿る中で読み進める度に、あの時感じた感情は同じく、どうしても涙が溢れ止まらなかった。
彼が残した言葉の数々は今なお記憶に留めています。
愛する家族へ思う生きる為の希望。
迷いや揺らぎがない強い信念。
そして、今日という日の幸福。
全ては繋がり、未来は燦然と輝くことを感じられた素晴らしい作品に出会えたことに私はこうして自分の見て読んだ感覚を文章に記すことは必然的であるとそう思いました。

この記事が参加している募集

#映画感想文

67,197件

よろしければ、サポートお願い致します。 頂きましたサポート資金は、クリエイターとしての活動資金として使わさせて頂きます。これからも、宜しくお願い致します。