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【感想】映画『青春18×2 君へと続く道』

恋愛映画や恋愛小説はこれまで数えるほどしか、見たことも読んだこともなかったのですが、先日見た映画で素晴らしい作品に出会いました。
それは『青春18×2 君へと続く道』という恋愛映画であり、私はこの映画を見終わった瞬間に、自分の言葉を頭の中で紡ぎ出せずにいました。
単純に内容が難しいから言語化出来ないとか、そうしたことではなく、気付けば涙が溢れだしていて、すぐさま感情的なものが原因だと感じました。
物語は台湾が舞台で、高校生のジミーと日本から来たアミという女性が出会い、ジミーは彼女と過ごす時間の中で彼女に恋心を抱いていく。
しかし、アミは突然ジミーに別れを告げて、‘‘お互いに夢を叶えたら、また会おう’’と言って約束する。
時が過ぎて、18年後にジミーはアミの故郷へと訪ねることを決めて旅へ出る。
この先の結末は言えませんが、アミがジミーのことをどういう風に思っていたのか、彼女の本心を知ることになるラストは号泣不可避な結末でありました。
本作を見ながら、この物語は最後まで終わってほしくない、むしろ終わらせたくないと思いました。
主題歌であるミスチルの「記憶の旅人」でもう一度、涙が溢れだし、この歌詞には本作に込められた思いが全て詰まっているそう思いました。
『青春18×2 君へと続く道』は、若い男女間の恋愛であり、ジミーもアミの気持ちを考えるととても考えさせられる場面がいくつもありました。
ラストはやはり切なかったけど、自分自身の恋愛と重ね合わせてこうした恋愛をしてみたいなと心から思いました。
私自身が特に印象的だったシーンは、ジミーの‘‘思いを伝えていたら’’という気持ちとミスチルの「記憶の旅人」の歌詞にある‘‘柔なかな後悔が今日も僕に寄り添ってる’’というフレーズが彼の心に直接リンクするものがあると感じられました。
アミが彼に抱いていた気持ちをジミーが知る場面は感涙しましたし、アミもジミーもお互い思う気持ちは一つだったんだなとそう思いました。

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