カウンセリングが私を救ったことなんてない

中学でも高校でも、カウンセリングに傷つけられた。
「じゃあどうしたいの?」「何が一番したい?」
私にわからないことばっか聞かないでよ。
わからないことを考えさせないでよ。
中学の頃は本当にトラウマで、私をいじめてた子に対してカウンセラーは「その子もかわいそうだと思うな」って言った。
かわいそうなのはわたしじゃないの?
嘘でもいいから世界一可哀想な子としてやさしくしてよ。
嘘でもいいから。
いらない嘘ばっかつくくせに、本当に欲しい嘘はくれない。
そんなカウンセラーの卵が集まる学科に今わたしはいます。毎日とてもやさしくて夢見がちな子たちに囲まれて、教室の端で耳栓してサングラスして視界を暗くして厚着して縮こまってる私は、すごくすごく惨めで、かわいそうで、好きです。

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