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元OLが未経験で整体業界へ飛び込んでみた話

オフィスワーカーだった私が、はじめて整体スクールで人の体を揉んでみたら、人生が変わるような体験だったので、言語化してみようと思います。

あと、飽きっぽい自分に向けて、はじめの気持ちを忘れないために書き残します。


パーソナルスペースにお邪魔する

まず気づいたのは、普段の人との距離に比べて、圧倒的に距離が近いこと。

相手のパーソナルスペースに、完全に入る

今はまだ、距離が近いだけでこちらが緊張してしまい、手汗が止まらない💦


整体は正対から始まる!

次に気づいた事は、人と向き合うっていうのは、ちゃんと体の前面を相手に向けるってこと。

今まで、いかに”正対”=真正面に向き合うこと をしてなかったか、ちょっと反省させられた。

何かを見るときは顔だけ向けたり、目線だけ動かしたり、

返事する時に、相手を見ずに返事したりしてた。


ただ整体の場合、圧をかける方向に正対していないと、効果がない。正しく伝わらない。


体の前面を向けることは、

自分の無防備なお腹部分を相手に晒すことだけど、

温かいものを伝えることができる。

相手をしっかり受け止めることもできる。


うん、良い気づき!


誠実さと自信をもって触れる。

あと、相手に触れるということは、相手に誠実じゃないといけないなと思う。

いきなり触らずに、声を掛けてからにしたり、

点ではなく、手掌で広く触ることから始めたり、

いきなり手を離さずに、ゆっくり離したり、

とにかく手技ひとつひとつに”作法”がある。


施術を受けているときって感覚が鋭くなるから、

下手は伝わる。


自信をもって、施術できる人になりたい。


”クライアントは先生”をモットーにコミュニケーションを。

感覚が最重要なんだけど、

私たち人間は、コミュニケーションによっても癒しを得たり、問題を解決することができる。


こないだも、練習相手とずーっと話しながら、そこ気持ちいい、とか、その触り方いいねとか、フィードバックしあいながらやったら、すごく楽しかった。

だから、これ気持ちいいですか、とか、どのぐらい楽になりましたか? とか、コミュニケーションを大切にするスタイルでいきたいと思う。

”クライアントは先生”をモットーに掲げたい。


整体ってスポーツ!

整体って、自分の体を使って相手の体をほぐす行為だから、一種のスポーツに近い。

定義すると、「解剖学の知識と、手の感覚を頼りに、全身を使って、力学的にアプローチする」って感じかな。

相手をケガさせないことはもちろん、自分がケガをしないことも、長く続けるにはとても大事なことだと感じる。


目指す姿は

まとめると、

自分の在り方がベースにあって、

さらに知識が乗っかって、

その上に 技とセンスが乗っかって、

本番では、その時をクライアントと味わう って感じか。


これってどんな職業にも言えることだった。


でも、オフィスワーカーとして、これまで毎日言葉だけで人と情報交換をしてきた私にとっては、

人に触れる職業はとてもピュアで、ごまかしがきかない世界だと感じたのです。


高い満足感を与えられる整体師になるのにどのぐらいの年月がかかるんだろう。。

そのくらい奥が深い世界です。


現場からは以上です。

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