後にも先にも

Led Zeppelineの"Stairway to Heaven"(邦題:天国への階段)という曲の話をしよう。大学生のクソガキが名曲について何か語れるわけではないので、所詮お気持ち表明文だ。

思い出の曲、という言葉でやっと思い出したぐらいだから、曲自体の知識があるわけでもなければ、別に日常的に聞いている曲ではない。父親は洋楽好きだが、あいにく僕はその血を強く引いているわけではなさそうだ。

小学生の頃、たまたま車のラジオで聞いた、それっきり。父親の運転する車の助手席で。渋滞していた対面通行の一般道だった。千葉県のどこかを旅行していた日だったような気がするが、定かではない。

英語も知らない時だった。歌詞なんて何一つわからない。今日調べて初めて知ったぐらいだ。「天国への階段」というワードと曲の雰囲気だけで泣いていた。あれはもしかしたら死への恐怖だったのかもしれない。

何泣いてるの、と後部座席に座る母親に心配されたが、理由をどうこう言う気もしなかった。今のところ音楽を聴いて泣いたのはあの時だけだ。


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