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「すぐ病院!」という頼り癖を見直してみる

こんな話があります。

どれくらい前だったか
覚えていませんが、
北海道の夕張市が財政破綻しました。

そうなると、
予算縮小のため
公的サービスはもちろん、
医療も縮小せざるを得ない
状況に陥りました。

でも、そのおかげで、
市民は医療に頼りすぎていた現状を
見直すことができたようで、
市民が健康になったそうです。


新型コロナの影響で
病院に行く人たちが減った去年。

私たちは
改めて病院の利用の仕方について
考える機会をいただいたと思うのです。


かく言う私も、
現在小学五年の息子が
3歳くらいだった頃、
とある小児科に半年通っても
咳が一向に治ることがなく、
半年の間、0歳長女を抱えながら
毎週2時間以上を通院にかけていました。

ある日、保育園の先生が息子の様子を見て
「中耳炎かもしれない。」と
おっしゃってくださいました。

それでようやく咳の原因が
中耳炎だった、ということが
判明したわけです。

名の通っている小児科に通っていたのに、
中耳炎を疑うこともしなかったことが
あまりにもショックでした。

私は効果的でない薬を
「この薬があるから、
咳が少し治っている」と信じ続けていたのに
それが一気に崩れ去った虚しさは、
今でもこうして心に残っています。


中耳炎と分かってから、
今度は耳鼻科通いが始まりました。

こちらは週に3回と、
ますますハードスケジュール。

耳鼻科での処置といえば、
吸引と吸入。

吸入器はうちにもありますし、
鼻水の吸引をしたところで、
自宅に帰ったらまた詰まるわけで・・・。

「これって、通院の意味があるの?」と
疑ってしまうほどでした。


ちょうどその頃、
ママ友が電動吸引器を購入したと
教えてくれました。

電動吸引器の存在を知らなかった私も
早速購入しました。
(今は購入する際に制限があるようですね💧)

電動吸引機も吸入器もあるのですから、
耳鼻科の処置とほぼ同じです。

私は、
耳鼻科で処方された薬を止めて、
吸引をまめにするようにしました。

そうしたら、
息子の咳は少なくなっていきましたし、
中耳炎も快方に向かっていったのです。
(医師は「薬が効いたのね」と
当然のようにおっしゃってました😅)


===

以上のような経験から
私は、ホームケアの大切さに
気づきました。

体調を崩したら
最初は家でできることをしてみようと
そう思って実行していました。

このようにすることで、
私には2つの選択肢が生まれました。

・病院に行く
・まずは家庭でケアする

これまでは「病院」一択だったのに
もう一つ選択肢が増えるって
楽しいことだと思っていました。


しかしながら
私の考え方は
まだまだ不足していました。

何が不足していたのかというと、
「病気になる前にできること」
気を回していなかったのです。

そもそもすべての病気の原因は
ストレスにあると総合小児科医の
黒部信一先生がおっしゃっています。


「ストレス」と耳にすると、
心理的なストレスを
想起するかもしれませんが、
黒部先生がおっしゃる「ストレス」は
「心身ともにかかる過度なストレス」
という意味だと私は解釈しております。

このことを踏まえた私は、
病気に関して以下のように
考えるようになりました。

・まずは日々の健康維持
・「病気になりそう」の感度を上げる
・「病気になりそう」の時からホームケア
・ホームケアだけで十分でない場合、病院

これまでは「病気になったら」しか
考えていませんでした、
というよりは、
そういう考えでしかなかったので、
何も考えずに病院を利用していました。

今の私は、
病院だけを頼るのではなく、
毎日の健康から考えていくことで
「自分で治す力」を養えるようになったり、
「病気になりそう」を早めにキャッチする
ことができるようになったりしています

こういう生き方を
母親が選ぶって、
ものすごく価値があるなと
私は思っています。

こういう姿勢を
子どもたちに間近でみせて、
子どもたちと一緒に実践していける
環境がありがたいです。

こういうことって、
学校では学びませんからね。

「怪我をしたらどうする」
「病気になったらどうする」などは
教わりますし、
結局「自分でケアする」というよりは
すぐに大人を頼ることを学びます。

確かにそれは大事なことですが、
「誰かに頼る」選択肢しか与えられず、
いつまで経っても
「自分にも自然治癒力が備わっている」
ということを体感で学ぶことが
できない
のです。


===


「自分に自然治癒力がある」
という事実を体感するのに
最も効果的なのは、
「薬を使う前にできること」
みつけて、それを活用しているのが
最も手っ取り早いです。

「体の不調を感じたらすぐに薬!」という
発想をちょっとだけ休ませてみてください。

しかし、人間である私たちは
不調があれば治したいというのが本能。

この欲求を放置すると
ますますストレスが高くなって
しまいそうですよね💧

黒部先生がおっしゃることを考えると
ストレスがかかるのは
好ましい状況ではないのは
火を見るよりも明らかですよね。


ここで、私が「薬を使う前に」
実践していることを
みなさんにシェアできたらと思います。

私自身に、というよりは
子どもたちに実践していることですので、
子育て中の方には
参考になるかもしれません。


・自分ができる範囲での食事への配慮
・十分な睡眠時間の確保
・種類豊富なミネラル摂取(経口・経皮)
・エッセンシャルオイルの活用
・リラックス状態の氣功(福田ゴンベイ先生


それと・・・

私も子育てをしていますので、
子育て特有のイライラなどから
解放されるための
育児法を取り入れています。

おかげで
3人の子どもたちは
ケンカがありません♪

だからこそ、
私はもちろん、
子どもたち自身にかかるストレスも
かなり軽減されています。


これ以上は書きすぎになってしまうので
今回は差し控えておきますが、
あなたの子育てのヒントになれば
嬉しいです。


以上、今日のすなおcollectでした。


最後までお読みいただきましてどうもありがとうございます。いただいたサポートは、発達障害の育児である「おうち療育」を広めるために活用させていただきます。