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ダウン症の子どもにも応用行動分析

「応用行動分析=自閉症の療育」

こんな図式が世の中には
できあがっているかな?と
個人的には思います。

メディアで放送する時に
「ダウン症」よりも「自閉症」と
いう言葉の方が
注目度が高いから、という理由も
あるかもしれませんが、

応用行動分析自体が
自閉症の療育の研究に
活用されているからこそ
「応用行動分析=自閉症」という
認識で広まっているのでしょう。


ママさんにとっては
我が子が自閉症でもダウン症でも、
何か我が子にできることがないか
模索している状況です。

彼女らと同じように
私も応用行動分析だから、
といって取り入れているのではないです。

応用行動分析の考え方が
私がお伝えしたいことと
マッチするから応用行動分析を
自分の療育に取り入れている、
ただそれだけなのです。

それhTEACCHも同様。

TEACCHの理念に共感するからこそ
私は自分の療育に
取り入れているのです。


だからこそ、なのですが、
私がお伝えしている
10分間おうち療育®️は、
障害名で、あるいは、
障害のある無しで線引きをしていません。

必要としている方に
お届けしているだけです😊


ところで。

「自閉症の療育=応用行動分析」

「身体障害=リハビリ」

という考え方はありますが、
ダウン症のお子さんに有効だと
いわれるような療育は
世の中にたくさんあるものの、
自閉症の療育のような
明確さはありません。

ただ、私の経験上で申し上げれば、
ダウン症のお子さんにも
自閉症のお子さんの療育に有効な
応用行動分析を活用することが
できます😊


今日は、そのことについて
お伝えしていきますね。


1.○○法探しをやめてみる

世の中には、
あなたの子育てやあなた自身を惑わす
「効果的な○○法」のようなものがあります。

もちろん、私のお伝えしていることも
あなたにとっては
それに該当するかもしれません。


発達障害の育児もそうですが
ダウン症のお子さんの育児にも
「子育てモデル」のようなものが
乏しいはずです。

かといって、
定型発達の子育てにモデルがあるかというと
これも正直「NO」と私なら答えます。

世の中にあるのは「指南書」のような
ものだけなので、
それを参考にしながら誰もが
子育てをしている、ということに
まずは気がついてください。

もし「子育てモデル」が存在するとしたら、
私たち自身が「育児ロボット」に
なってしまいます😢

私たちは人間ですし我が子も人間です。

一人ひとり違って当たり前なのです。


ですから。

「ダウン症の子育てにはこれがいい!」
というような謳い文句に騙されず、
「○○法」探しをやめてみてください。

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2.どのような育児を望のか

私と初めて1対1でお話をする時、
ママさんはお子さんの障害名や生育歴、
それから現状などを事細かに
お話ししてくださいます。

きっとそれが当たり前に
なってしまっているから
丁寧にお話ししてくださるのだろうと
私としては思います。

「こういうことを毎回お話しするって
大切なことだろうけれど、
ものすごく大変だよなぁ」と
私としては思っています。

そのため、
私はママさんがお話をしない限り
生育歴などは訊きません。

なぜなら、
私の療育にはお子さんの生育歴は
必要ではないからです。

冷たい言い方かもしれませんが、
実際にそうなんですよね。


その代わり、私がお伺いしているのは、
「どのような育児をしたいのか」
ということです。

「どのような育児をしたいのか」だけでは
ざっくりしすぎてしまうので
もっともっと具体的にお伺いはします。


私にとって大切なのは

・ママさんのニーズ
・お子さんの発達ニーズ
・お子さんの現段階でのスキル
・将来的な自律

主にはこの4つです。

お気づきかもしれませんが、
ここには障害名も入っていませんよね?

障害名で療育を提供するなら
簡単なことだと思います。

そういうプログラムを作って
お子さんや保護者の方に
提供すれば良いだけですから。

でも、私の療育は違います。

障害名ではなく、
お子さんとご家族のニーズを
絶対的に大切にしたい
のです。


ですから、
私が提供しているおうち療育は
応用行動分析を使いながらも
自閉症の療育に限定せず、
ダウン症のお子さんにも
知的障害のお子さんにも有効なのです。

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