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高校生の私が、先生と付き合った話4
ゴールデンウィークが近づいてきた4月下旬。
いつものように帰りのHRが終わったら、美香子と一緒に帰るため教室まで迎えに行きました。
それまではただ「迎えに行く」だけだったのに、それに加えて「鈴木先生と絡めるかな?」と思うようになっていました。
でもこの時点では「男性として好き」とは頭にもありません。
まだ「大好きな先生!」という程度でした。
HRが終わると次々と生徒が教室から出てきました。
開いたままのドアの向こうに、生徒たちと話している鈴木先生が見えました。
声をかけたかったけれど割って入るわけいかないし、美香子が「おまたせ~」と教室から出てきたのでその日はそのまま帰るしかなかったです。
その日、帰りの美香子との会話の中で知ったことがありました。
鈴木先生はバツイチということ。(これに関しては、「ふ~ん」くらいにしか思わなかった)
クラスの子たちからは鈴木先生は嫌われてはいないけど、かといって人気も全然ないこと(笑)
「でも鈴木先生めっちゃおもしろいやん!」とわたしが言うと、「いじりの対象としてはね~」と美香子は言います。
普通に話してても話題広げてくれるし面白いのに!意外とみんなの評価はそんな感じなんだ?!と驚きました。
*
GWに入る直前の日。
いつものように美香子を迎えに教室まで行きました。
ちょうど帰りのHRが終わったところだったので、何の気なしに教室の中をのぞきました。
ふいに目に入ってきたのは、お目当ての鈴木先生。
と、やけに先生に密着している女の子・・・
ちょっと待てぇぇぇ!!なにしてるの?!どういう状況?!と心の中で大絶叫しました。
しかもその女の子は学年イチの美人な子で、同級生ながらも憧れていた子(アカリちゃん)でした。
美香子と仲良しの子だったので少し会話したこともあったけれど気さくで親切な子です。
よりにもよってアカリちゃんが鈴木先生にベッタリするなんて大ショックすぎました。
絶対わたしと絡むより楽しいし嬉しいじゃん・・・と、勝手に泣きそうになっていました。
ショックすぎてしばらく固まっていたときに美香子に「帰ろ~」と声をかけられ、この日も鈴木先生と絡めずに帰宅することになりました。
アカリちゃんは鈴木先生のファンなんだろうか?もはやファンを通り越して好きとか?だとしてもあんなにくっつくなんて・・・
さっきの光景が頭から離れずに、ズキズキモヤモヤした帰り道。
その日の晩ごはんは喉を通らなかったです。
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