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ファミレスよりも路地裏の名店を目指せ!

オリンピックも無事開幕しましたね。
選手は皆がんばっているし、早くも金メダルも獲得したので、連休明けといえども、しばらくはイベント気分が続きそうですね。
ということで、今週もよろしくお願いします!!

商品と共に想いを発信するのが当たり前の現在

少し前の話ですが、とあるコミュニティでの公開コンサルを観る機会がありました。

相談者はオーダーメイドのドレスデザイナーの方で、コロナ禍でイベントが激減して困っているという問題を抱えていました。

コンサルでは売り上げを上げるアイデアはもちろん、その方のSNSでの発信内容にまで及びました。

その方は、商品がメインだからということで、ドレスの写真を中心に記事を作成しご自身の思いの発信は控えていたようです。

話を聞いていると、デザイナー歴も長く、ドレス作りに明確なポリシーを持っていて、自分の作品を着てくれるお客様のこともとても大切にしている方でした。

当然、コンサルタントからは作品と同時に「その思いをそのまま発信するように」と言われていました。

自社のコンセプトや、ミッション、作り手の思いや人柄も発信するからこそ
商品が選ばれるというのが今のマーケティングの定説でもありますもんね。

実際、この方がご自身の思いを話す様子を見て、とても好感を持ちましたし、自分のことを発信できない(しない)気持ちが手に取るようにわかりました……。

えっ、そっち? と思った方、これは職人系仕事のあるあるです。
(ものづくりしてる人に多い)
私も編集者という職人系の仕事なのでよーくわかります。
(いや、最近は編集者は職人ではないかもしれないな……)

なぜなら、自分の思いよりも先に作品の宣伝したいんですよ。私の話とか、どうでもいいから、著者を好きになって、とにかく本買って、みたいな。

なので、私はこのデザイナーさんの、自分の仕事に対するプロ意識と
お客様に対する姿勢に共感を感じたんです。

共感や人柄アピールよりも大事な「前提」とは


「あなただから買いたい」と言われるように、自分自身を出していく。
キャラクターや人柄で商品が選ばれるのは、確かにその通りだと思います。
ビジネスをする個人が仕事を得るために、自分自身をブランディングしていくことも、これからは必須になってくるでしょう。

でも、これには前提があります。

それは、「プロとしての自覚を持ってサービスや商品を提供している」と
いうこと。

商品やサービスの内容や質がいいことは、言うまでもなく当たり前の話です。


同じサービスならば「好きな人」「気の合う人」を選べばいい……という文言をよくみかけます。
でも、それがみんなと同じサービスを提供して、同じような書き方をしているファミレスのようなブログでの告知だとちょっともやっとするんですよ。

それならば、そのサービスじゃなくてもいいんじゃないの?と……。

「誰でもできる」か「自分ならでは」の違いとは

あくまで個人的な話ですが、私はファミレスよりも、路地裏の名店のほうが好きです。
(これは人の好みにもよるでしょうし、どちらがいい、悪いの話ではありません。)

同じハンバーグでも、セントラルキッチンで作られたものより、お店で仕込んだ手作りのものを食べたい派。

もっといえば、材料や技術にこだわって、その日のお客様に合わせてメニューを作るようなお店がいい。

きらびやかで入りやすい店構えでなくても、入ることに勇気がいるとしても、中は清潔でおいしくて、居心地が悪くなければそれでいい。

路地裏の名店には「誰にでも簡単にできる」は似合わないけれど、「自分ならではのスタイルや個性を確立する」はぴったりです。

でも、その分、メニューやサービスにはこだわって、選んでくれたお客様に心から満足してもらえる対応は当然必要です。

私は、自分の仕事もそうありたいし、そういう仕事を目指す人たちのサポートをしていきたいんです。

ちなみに……。
「自分らしく」は「自分の都合よく」のことでありません。ここは声を大にして言いたい。

厳しいこといってますかね……。難易度高いと感じますか?

でも、「プロとして自覚を持っている人」は、クリエイターや起業家やフリーランスだけではありません。
会社員、主婦の方々などの中にもたくさんいることでしょう。

もし、あなたがこの記事に共感してくれたとしたら
きっと「自分ならでは」の本質がわかるビジネスや発信ができる人だと思います。

この記事がそんな人のお役に立てればうれしいです。

noteでは書ききれない出版やビジネスやコンテンツ作りのあれこれをLINEでこっそりお伝えしています。

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