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あずと私

私の娘あずは、発達障害の一つ自閉症スペクトラム(ASD)です。

小3から学校に行きしぶるようになり、小6で完全に不登校になりました。
そして不登校のまま現在中学2年生になりました。

あずはピアノを弾くのが好きでとても元気です😄
我が家には電子ピアノしかないので、気が向くとグランドピアノを弾かせてもらいに、放課後に学校に行くことが稀にあります。年に数回😅

ASDの診断が小3の冬でした。
私はそのとき発達障害に対する知識がまったくありませんでした。
書籍やインターネットから知識を得ようとしましたが、ASDの特性として一般的に挙げられるものにはほぼ当てはまらないタイプのあず。なかなかしっくりくる情報が得られず…。
そりゃそうです。人は一人一人違います。

ASDの特徴を持つ人も全員が同じ性格なわけがない、私があずを知るしかない、もしもあずのためになる『子育て本』があるとしたら、著者は私以外にはいないと思いました。

どうにかあずの立場で理解しようとして苦しんだ時期もありました。だけどやっぱりわかりませんでした。
そこで、あずにとってはそうなんだと。
わからずとも、私にとってはあり得ない、許せないことでもとりあえず受け入れることにしました。

受け入れるというのは否定しないことです。
それは口で言うのは簡単ですが、私にはとても難しい作業でした。自分の価値感や経験を一度フラットにして考える必要がありましたし、母親という立場上、躾を意識してあずと衝突することも多々ありました。

現在の親子関係は……
不登校になったけど、元気になったあず。
『あずはそう思うんだ、私もそう思う!』
『あずはそうなんだね、私だったらこう考えるかな』
というやりとりが多くなった気がします。
生意気にも『ママっぽいわ、ママ妄想しがちだもんね』なんて言われます(笑)
『今日あずが元気でうれしい!』
と抱きしめると
『やめて!嫌い!』
と言いますが、顔はニコニコ抱きしめ返してきます😝

今もあずは睡眠リズムが定まらず昼夜逆転していたり、何らかの刺激によって情緒不安定になっていたりすることがありますが、今までに比べたらかなり元気で落ち着いている状態です。

悩みはずっと尽きないです。将来の不安や焦りももちろんあります。それは誰もがそうだと思います。

あずは自立するかもしれないし自立できないかもしれない。

それでも生きていいんだとあずに思ってほしいと願っています。

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