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読書ノートはテンプレ化が最良

 読書ノートの書き方に迷っている方々に捧げる。


 読了した本の記録──所謂、読書ノートを残し始めた当初、どうやって読書ノートを作れば良いか皆目見当が付かなかった。
 えーっと…………取り敢えず、本のタイトルを書くでしょ? それから著者名に、いつ読み始めて、いつ読了したか、その本の感想は必須として……あとは何を書けば良いのだろう。あらずじとかも書くべき??
 ──なんて悩みに、日々悶々としたものです。
 当時は【読書ノート 書き方】と検索しても優良な情報は得られず。先達方の読書ノートに関するブログ記事や画像を見ても、あまりピンとこなかった。生意気にも「なんか求めてるのと違うなあ」と首を捻るばかりで、結局、手探り状態で読書ノートを作り始めたのでした。

 今そのノートを読み返すと、とんでもなくお粗末で、分かり難さの極みを突き進んでいたことが分かる。

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 独自のあらすじだとか、内容をよく理解していない癖に如何にも「めちゃんこ理解しきってますよ」風を装ってて、まあ読み難いこと!
 かと思えば『読書ノート』って言ってんのに、中身のないことばっかり書いてる。あんまりにもフワッとした文章だから、ほんとに読んだ? と過去の自分を疑いたくなる。ついでに言うと、字が小さすぎて読みにくい。

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 で、何を語りたいのかと言いますと。タイトル通り『読書ノートはテンプレート化するのが最良』って話。


目指すは“未来の自分”がストレスフリーで読めるノート

 何の為に、どんな目的で読書ノートを残すかにもよるけれど、取り敢えず基本的には【数年後に読み返してもストレスが無く、ある程度内容が理解出来るノート】が一番大切なことでしょう。読み難かったり、内容がよく分からなかったりすると、未来の自分が「は? こいつ何書いてんの?」と唾棄する可能性があります。ソースは私。
 なので、まずは『適度に大きい字で書く』こと。馬鹿にされるかもしれないが、これ結構大事。

徹底的にテンプレート化すると楽チン

 独自のだろうが何だろうが、あらすじは要らない。
 短編集の場合に限っては各篇の触りを一、二行程度に纏めるのはアリ。だけど「××が△△になって□□が過去にあった◆◆から○○になった」みたいな最早あらすじでも何でもない長々しい文章は、時間と労力とインクの無駄なので書かなくて宜しい。
 私は、
①記録日の年月日
②本のタイトル・出版社・著者名
③読始日〜読了日
④本書を手に取った理由
⑤フリーページ
⑥感想

 の六項目は必ず書く──テンプレートとして、見開き一ページ(若しくは片側一ページ)に纏めきるようにしています。

 何故「見開き一ページ(若しくは片側一ページ)」に限定しているかというと、私が読書ノートを作る目的が『読了本の記録』であると同時に『noteやブログ等のネタまとめ』でもあるからです。
 パソコンやポメラのキーボードを叩きながら紙をペラペラ捲るのは非常に面倒。見開き一ページにしておけば、捲る作業を省くことが出来る。そして前述通り、適度な大きさの字で書いておくことで、眉間に皺を寄せてノートを刮目する必要もありません。

フリーページには何を書く?

『⑥感想』があるのに『⑤フリーページ』って要る? 要らないんじゃね? と思われるかもしれない。
 実は正にその通り。フリーページなんて必要ありません。寧ろ、フリーページを設けることで、あれもこれもと無駄に書いてしまう危険が発生します。
 ただ、短編集の各篇の触りを短く纏めるのならば。書くのに最適な場所は此処です。あと、考察とか。ビジネス書や自己啓発本で「これ参考になっったな」「忘れず心に留めたいな」と感じた部分をメモするのも此処がベスト。
 文字通り、フリーに何でも書いて良い。書かなくても良い。好き勝手にすれば良い場所なのです。


 しかしながら、読書ノートにルールなんて不要とも思っている。
 要は、自分自身が自信を持って「これが分かり易い!!」と納得出来る形を『自分だけのテンプレート』と定めて貫き、書き続けていく。それこそが至高なのです。

 でも、それでも、読書ノートの書き方を知りたいと思う人が居るならば。生意気にも私は私自身の『テンプレート』を勧めたい。上記のテンプレが参考になって、少しでも悩みやストレスが軽減されれば幸いだと心の底から思っている。

(了)

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