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真贋美術館(ギャラリーフェイク)
三連休中、外出する予定がないので、ひたすら読書をしている。
今は中島誠之助の『ニセモノはなぜ、人を騙すのか?』という本を読んでいる。
著者は「なんでも鑑定団」に出演している、日本で1番有名な鑑定士である。
なぜ世の中にニセモノが多く存在するのか。
なぜニセモノに引っかかるのか。
ニセモノの見分け方について
等々、業界に身を置かなければ手に入らない知識を惜しみなく綴っている。
そこで、ふと思い付いたアイデアがある。
くだらないアイデアかと思うが、誰かに伝えたかったので記事にしてみた。
本物とニセモノが入り混じった美術館という企画を行ったら面白いのではないか?
まず、展示物は100点とする。
内容は
①西洋画
②日本画
③彫刻など
④近代アート
など25点ずつ4ジャンルくらいが望ましい。
100という区切りのある数値が重要だ。
次に入場者はスマートフォンにアプリを入れる。
アプリの内容はシンプルに○✖️のチェックができるようになっている。
※スマフォを持っていない人は紙でもOK。
このアプリを開きながら、次々と館内を回っていき、観ている作品が偽物か本物かを判断する。
ルールは単純明快に、コレだけである。
言わば目利きの体験教室である。
最後は出口で採点を行う。
100点中90点のような高得点を取った人は
①チケット代の返却
②目利き証明書
③次回、入場無料券
等がプレゼントされる。
これを行うことで、高得点者は自分の目を信じることができるし
SNSに上げれば、ちょっとした自慢にもなる。
この企画の問題としては、真贋の情報が流出することでゲーム性が失われることである。
細かい回答を参加者に教えてしまうと、他人に情報が流出し、正答率が跳ね上がってしまう。
しかし、採点結果を知った人は、どれが間違っていたか知りたいと思う。
対策としては
①企画中は点数以外は明示せず、企画後に詳細な回答を配布する。
②定期的に展示品を入れ替える。
この2点のどちらかが良いと思う。
特に②は、何度か足を運ばせたくなる要素として推したい。
あとは、この企画が浸透した後は、ジャンルを1つにまとめても良いと思う。
もう1つ、書きながら思い付いたアイデアなのだが
近代アート、人気投票による値付け展
投機目的となっている近代アートにどれだけ値段を払うか?
という皮肉も入った企画である。
入場者は
①100万
②50万
③1万
と書かれたコインを与えられ、展示後にボックスの中へ投函する。
総額は企画後まで分からないが「一般人にとって価値のあるアートは何か」という
芸術の意味を問うことができる。
宝くじのようなギャンブル性もあるし、画商の気分も味わえる。
そして
値段の発表後は、その値段で作品も購入できるようにする。
話題性もあるので、出品側にもメリットはあるし、足を運んだお客さんは
自分たちで無名な作品を有名にできたという充足感がある。
WINーWINではないだろうか。
妄想に近い企画なのだが、実行に当たっては比較的リーズナブルに行えると思っている。
ハコ代とアプリ代と作品の調達という、普通の企画展+αくらいだからだ。
まぁ、同じような企画が既に存在している可能性は否めないが、願わくばアートに興味のありそうなZOZOTOWNの前澤氏辺りが興味を持ってくれることを祈る。
「面白いからやらせてください!」という人が居たら、是非コメント欄でコメントをして欲しい。
実現したら、展示会には絶対行くので。
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