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書籍レビュー

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本を読んで学んだ知識や、普段思ったことをまとめます。
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2021年2月の記事一覧

新宿中央公園のホームレス

橘玲・著 『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』の エピローグが印象的だったので、まとめてみる。 ホームレスには2つの人種がいる。 ひとつは家がないだけで、仕事をして稼いでいる者たち。 彼らは、畳の上で眠ることよりも大切なことがある。 それは大抵、博打か酒か女である。 彼らは野宿をしているが、自分のことはホームレスだとは思っていない。 なぜなら、決定的な一点において自分はまだ人間の尊厳を保っていると信じているからである。 彼らにとって、人間

クリエイティブとマックジョブ

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』橘玲 から引用。シンプルだが、21世紀の働き方の指針として参考になる。 現代社会では、私達の仕事は大きく3種類に分けられる。 ①マックジョブ : 誰にでも代替できる仕事。マックの店員。 ②スペシャリスト : 専門家のこと。医師や弁護士、会計士など。 ③クリエイター: 創造的な仕事に携わっている人。作家や音楽家など。 マックジョブに対して、スペシャリストとクリエイターは賃金が高い。 劇団の役者よりも映画俳

シリア難民とミニマリズム

Evernoteに保管し、定期的に読み返している記事である。 難民という厳しい立場に置かれたとき「自分は何を持って逃げるだろうか」 そう考える時に参考にしている。 日本は地震大国であり、一時的に難民と同じ状態になることもあり得る。 (原発事故で住んでいた街へ帰れない人たちも難民状態と言える) 昨今ではミニマリズムという、モノを持たない主義が流行っているが、有事の際に持ち出す物の選択肢を減らせる点では良いかもしれない。 上記の記事を読んで私が気づいたのは、手元に残しておく物

皆がつまみ易いように串外しなさい

話題の『うっせぇわ』を聴いた。 ボロクソ叩いている人もいるが、悪い曲だとは思わない。 むしろ、最近は毎朝iPhoneで聴いている。 「皆がつまみ易いように串外しなさい」 「あなたが思うよりも健康です」 はシンプルだが共感できる歌詞だ。 私は飲み会で焼き鳥を串から外すのに抵抗がある人間である。 丁寧に挿してある焼き鳥をバラバラにする瞬間が苦手だ。 いっそのこと、串に刺さずに持ってきほしいと思う。 そう思いながらネットで「串に刺さっていない焼き鳥」を調べてみた。 見つか

最後の晩餐に食べたいもの

「人生の最後に何を食べたいか?」 1年に1回、自問自答することがある。 多くの人はこの質問に関して悩むと思う。 生きている限り物を口に運ばなくてはならないし、味わうよりも習慣となっている人の方が多いだろう。 しかし、意識しなくとも誰にでも死は訪れるし、最後の晩餐はやってくる。 海外の死刑囚は最後に好きな食事をリクエストできるらしい。 (キリスト教だからかもしれない) あまり美味しいそうには見えないが、食事のチョイスに本人の人生が垣間見えてくる。 色々考えたが、、、 最

iPhoneメモ

iPhoneのメモに思いついたことをメモすることにしている。 最近のを上げてみる。 他人が見ても意味はわからないが、自分だと理解できるのが不思議である。 恐らく『タナトスの誘惑』という短編小説を読んだ時に「自分ならどのような話を書けるか?」と自問自答したメモだと思う。 『ブルーモーニング イン渋谷』はタイトル。 下の文章はメモを始めるきっかけとなった内容である。 『知的トレーニングの技術〔完全独習版〕』 の一文である。 これを読んでから、メモの習慣を身につけるようになっ