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クリエイティブとマックジョブ

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』橘玲
から引用。シンプルだが、21世紀の働き方の指針として参考になる。

現代社会では、私達の仕事は大きく3種類に分けられる。

マックジョブ : 誰にでも代替できる仕事。マックの店員。
スペシャリスト : 専門家のこと。医師や弁護士、会計士など。
クリエイター: 創造的な仕事に携わっている人。作家や音楽家など。

マックジョブに対して、スペシャリストとクリエイターは賃金が高い。

劇団の役者よりも映画俳優の方が遥かに大きな富を得られるのは、映画は拡張可能だが、演劇は拡張不可能であるから。

演劇(拡張不可能) : 劇場の大きさ、公演回数、料金で収入が決まる。富の限界がある。
映画(拡張可能) : 大ヒットすれば世界中の映画館で上映され、DVD販売、TVで放映される。富の限界がない。

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日本の社会がこれまでスペシャリストを育ててこなかったのは、社員をできるだけ会社に依存させるためである。
高い専門性を持てばどこでも働けるようになり、人材の投資が転職という裏切りによって無駄になることを恐れたからである。

結論 : 自分だけのニッチを見つけ出し、人的資本を最大化する。専門に特化し、会社に依存せずに富を得ることが大切である。


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