見出し画像

女性サウナ発、100倍ととのう変わり種「タオルの巻き方」4連発

サウナ内でのタオルの巻き方に人一倍こだわっている。

全国津々浦々の女性サウナに入っていると、さまざまなタオルの巻き方があることに気づく。

※女性サウナは男性よりもフリーダムな雰囲気であることは前述のとおり。→https://note.com/azumakanako/n/n721b50122217

くノ一巻き

私がいつも実践しているのが「くノ一巻き」だ。1枚のフェイスタオルの中心を頭のてっぺんに、両サイドを顔の横に垂らし、口元を通って端を耳にかける。すると、両目以外の部分がタオルに覆われ、女忍者ことくノ一さながらの姿が完成する。(このご時世、感染防止対策にも一役買っていると自負している。)

ドライサウナでは顔がピリピリしてくるので、やわ肌をガードするために、くノ一巻きを採用している。乾燥と熱に弱い人は是非試してみてほしい。頭もガードできるので、サウナハットのような役目もあわせ持つ。

偶然にも大阪府のサウナで、くノ一仲間を目撃したことがある。顔のみガードされ、ボディはノーガード。シュールかつ珍妙な佇まいであった。私もいつもこうなのか……。

甲冑巻き

くノ一のように、目を出して顔をタオルで覆うスタイルはほかにも存在する。静岡県のサウナでは、2枚のフェイスタオルを使い、1枚を顔の上半分(北半球)を覆い、もう1枚で下半分(南半球)を覆うスタイルを目撃した。

2枚ともそれぞれ頭の後ろで結ばれている。くノ一巻きと違い、タオルはピタッと顔に密着する。上下タオルの間、数センチ隙間から、目が見えるようになっている。まるで鎧をまとった西洋の騎士のように凛々しい。というわけで「甲冑巻き」と名付けておこう。(無論、ボディはノーガードだ。)

ハーフミイラ流

ここからは大判のバスタオルを使用したテクニックだ。バスタオル1枚を使い、頭部から肩にかけてぐるぐる巻きにする。まるで上半身ミイラさながらだ。この大胆なスタイルは東京都のサウナで確認した。

大きな特徴は、目を覆うことで視界をシャットダウンし、自分と向き合う時間に浸れることだ。さらに、バスタオルという重量級のタオルを使用するので、体幹も鍛えられる(かもしれない)。顔も蒸され、美肌にも効果がありそうだ。

ツタンカーメン式

かなりパンチがあり、かつリスペクトフルでゴージャスなスタイルである。これは、バスタオルを複数枚使い、頭から足まですっぽりタオルで覆ってしまうものだ(無論、目鼻口もすべて覆っている)。体を横たえれば完成。

はたから見れば、まるでツタンカーメン。目撃した大阪府のしがないサウナは、一瞬にしてエジプトのようなエキゾチック空間に変貌したのは言うまでもない。

全身をタオルで包み、灼熱の空間に寝そべれば、そこには紀元前3000年から伝わる偉大なる文明の香り。ナイルの風が運ぶ大いなる時の流れに身を預けるのみだ。

またお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?