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34.メキシコのポストコロナは危険?

コロナウイルス、あれだけ騒がれたけど、さすが日本人の民度の高さで、日本の感染者はほぼほぼ防げていてすごくうれしいです。

日本にいないとはいえ、自分の愛する国が巻き込まれなくてよかったとホッとしています。

はたまたメキシコはというと、残念ながらもうすごい勢いで感染しまくっています。これってでも、国民性だと思う。

前の記事でも書いたように、イタリアもそうだったけど、やっぱりハグキス文化なので、感染を防ぐのは無茶難しい。

世間体もあって、私が住んでいる小さい町なんかは、マスクしてると「やりすぎだよ、あなた」オーラが町中の人から浴びされる。

感染者数でいうと、世界14位。

死者数でいうと世界7位を堂々キープです。

もちろん人口や人口密度とかも関係あると思うので、一概に数字を並べてすごい悪いというわけにもいかないのですが、どう見ても、やっぱり勢いある感染力。

一日大体3500人から5000人くらい感染者数が出ているので、このまま9月までワクチンがでなくて、メキシコまでワクチンが届くのは10月だと仮定すると、あともう40万人くらいの感染者が出てくるはず。

ひゃーそうすると今のロシアくらいの感染者数になるな~


ところが、感染者数が勢いよく伸びているのですが、国民の生活は一応気を付けてはいるものの、全体的にシャットダウンまでは行ってません。

明日のお金もないかもしれないくらい貧乏な人がたくさんいるこの国。

町をシャットダウンなんかして、ビジネスがなくなったら、皆、ウイルスにかかる前に、金なくて死ぬ。

ということはさすがにポピュラリズムの大統領もわかっているようで、イタリアのように無茶苦茶シャットダウンはしていない。

ただ、やはり、娯楽やパーティはできないため、その業界は苦しんでいる。最近はさすがに服屋さんとかもオープンし始めたけど、5-6月くらいはどこも閉まっていました。

一部だけのシャットダウンだけれども、やはり影響は結構あって、いろんなビジネスで解雇が多いらしいです。


そこで今週立て続けに、予想していたことが起こりました。


今年3月にアメリカにいたときにコロナウイルスの状況が悪化していて、アメリカにとどまるか、メキシコにいるか悩んだんですけど、その時にいろいろ「今後どうなるの」予測を自分なりに立てていた。

その一部に、メキシコはみんなお金が無くなって、泥棒や盗みが多くなる、麻薬組織にお金が払えなくて殺される人も絶対増えるはずというのが私の予想でした。


そして、やっぱり「そのよう」です。


4日前、私の住んでいる町で、

無茶暗い田舎道を、あるおじさんが猛スピードで運転して、ひっくり返って事故死。


3日前、私の住んでいる町のお隣の町で

麻薬組織に絡んでいた男性とその息子3歳が自宅で殺される


2日前、私の住んでいる町で

プロパンガスの供給場にて、事業主が撃たれてお金を盗まれる、その息子18歳は今重体


ここ3日でこんなにたくさんのことが起こって、もうおなかいっぱいです。

しかも事故死のおじさんと撃たれた事業主は義理の兄弟だったようで、奥さんたちは姉妹。姉妹共々に数日間で一気に旦那をなくすって惨い。。。

あの家族に何かあって、狙われたのかなとかまで考えてしまう。

今までこういうことって、あっても、月に1回とかだったんですが、この頃はもう止まらないです。

先月も1週間に一度は麻薬組織にかかわっている人が立て続けに殺されていて、しかも私の住んでいる町。怖い。


冗談じゃなくて、防弾ジョッキ買って外出たいと思いますね。


やっぱり、嫌がおうにも経済の悪さというのは治安に直結していくわけで、そこがメキシコネックだなと思いました。

はやくワクチン見つかって。

もうそれだけです。


皆さん、メキシコは素晴らしい人たちがたくさんいる美しい国(こんな話しててあまり説得力ない)ですが、観光は経済がいい時にしたほうがいいです。身の危険まで迫ってくるので。


それでは。

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