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育休中の家事分担と、思考グセとの付き合い方

「なんで私ばっかり、家事してるんだろう?」

第二子が産まれてから3ヶ月。

4歳児と0歳児の二人育児に慣れ、新居での生活がようやく落ち着いてきた今、この疑問を頻繁に抱くようになった。

新生児期に約1ヶ月の育休を取った夫はすっかり仕事モードに戻った。

日中は(当たり前なのだけど)仕事に没頭。仕事が終わった後、お風呂や寝かしつけなど子どもたちのお世話は一緒にするものの、料理や洗濯、掃除など、一日の中でほとんどの家事をいつの間にか私が担うようになっていた

■「出産」と「引越し」でリセットされた家事分担

元々は、家事も育児も「できるほうがやる」「得意もしくは好きを活かす」ことで、なんとなく分担ができていた。

そんな中、出産と引越し準備をきっかけに、二人で話し合って多くの家事を省力化した。

出産前から産褥期は料理はほぼせず、作り置きの依頼もしくはテイクアウトやお惣菜をメインに。紙皿や割り箸を活用、飲み物もペットボトルを買い置きすることで、食器洗いを省いた

また、築20年越えの賃貸マンションから新築の分譲マンションに引越しをしたことで、住宅設備が大きく変化。念願の食器洗浄機を手に入れたこと、いつでも捨てられるマンション専用のゴミ置き場ができたことで、食器洗いとゴミ捨ての概念が大きく変わった

■新しい生活とモヤモヤの原因

そんな中、育休を終えた夫は、日中は仕事に集中する。
「育休」の世界に残された私は、日中に仕事をしていない分、なんとなく、成り行きでほとんどの家事をやってしまう。

気づけば、一日の大半を、家事に関する思考と作業に充てていた

洗濯機をいつ何回まわそうか。食洗機をいつ稼働させようか。
ネットスーパーで何を買っていつ届くようにしようか。
ゴミをどのタイミングでまとめて出そうか。
引越しの片付けとクローゼットの整理をいつしようか。

乳児のお世話をしていると、ただでさえ細切れの時間しか取れないのに…
私の育休、こんな時間の使い方でいいんだっけ?

夫は仕事も充実していて、子育ても楽しんで、リビングでリラックスする時間があるのに。数日間は、夫へのモヤモヤで心がいっぱいだった。

でも、ふと気づいた。

育休中で、日中に仕事をしていない事実に負い目を感じて、
自分で勝手に家事を引き受けて、いっぱいいっぱいになっているだけかも?

自分の感情をもう少し紐解くべく、普段の生活における自分の行動や言動を客観的に観察してみると、二つの発見があった。

■厄介な二つの思考グセ

ストレングスファインダーのトップ資質が「最上志向」な私。

仕事においても日常生活においても、「常により良い状態」を求めて最適化・効率化することが好きだし、周囲にもそれを期待してしまう。最近の私は、二人育児でてんやわんやな中でも完璧な状態を求めてしまっていたし、夫にも、阿吽の呼吸で動くことを期待してしまっていたのだと思う。自分のコピーがいない限り、どう考えても無理である。

「最上志向」の盲点として、公式レポートには以下が記されています。

• ときには、「十分良い」が適正かつ適切であることを 受け入れなければなりません。
• 許容範囲ではあるが理想的ではない状態で仕事を引き受けたり、終わらせたりしなければならないときでも、がっかりしないようにしましょう。

資質は強みでもあり、弱みでもある。この資質に起因する思考グセを理解し、うまくコントロールできるようになれば気持ちが楽になるのでは?そう考えると、腑に落ちた。

また、自分と夫の行動を振り返る中で、もう一つ、自分の悪い癖に気づいた。

それは、差し出された手を振り払っていたこと。

「ミルクつくろうか?」
「ごはん、よそっておくよ」
「他に今できることある?」

夫が声をかけてくれても、「いいよ、私がやっちゃうから」「だいじょうぶ」と断ってしまっていたのだ。しかも、無意識に

意識して初めて、「あ、しまった!」と思うようになり、自分の頼り下手を認識。「やろうか?」と聞かれたら、反射的に断ってしまわないように、かなり意識して「任せた!」と応えることにした。

■思考ぐせに気づき、受け止め、付き合おう

思考グセを直すことは難しい。でも、自分の思考グセに気づき、受け止めることはとても大切。

自分をかたちづくる一要素として認識し、日々意識することで、行動と言動を変えられる

私がどうしても避けたかったのは、

「なんで私ばっかり!」と夫に対して感情を爆発させること。
不機嫌な妻、不機嫌な母でいること。
家事分担リストを作ってお互いにタスクを押し付けあうこと。

理想の自分に近づくためにも、「最上志向」と「頼り下手」、この二つの思考グセとうまく付き合っていきたい。

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