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言われて嬉しい言葉


「お前、米の炊き方上手いな」

です。



はじめまして。あずき坊主です。
普段はカメレオンに蛍光塗料を塗ることで生計を立てています。
よろしくどうぞ。


なぜかわからないが痺れるほど嬉しい。
体の表面に熱いスチームが吹きかけられたかのように地肌が総毛立つ。
カッコいいとか好きですとかよりも嬉しい。
橋本環奈から「あずきさんのことが…好きです!」と言われたら嬉しくて3mぐらい飛び跳ねると思う。
でも橋本環奈から「あずきさんが炊くご飯が1番好きです」と言われたら月にハイタッチして戻ってくることが出来ると思う。


なぜだろうか。


「料理が上手ですね」ではここまで心は動かない。
どうせお世辞で言ってるんでしょ、と思ってしまうからだ。
でもお米は違う。
褒められた言葉をそのまま受け取れる。
白米に対しての感想にはウソは無い、とそう思うからだ。

僕は『日本人は米についての嘘はつかない』と信じている。
だから米の炊き方を褒められたらそこに嘘偽りは無くて本心で言っていることがわかる。



これを読んでいるあなただって人の料理にお世辞を言ったことはあるでしょう?
大して美味しくもないけど「美味しい!」と言ったり、
完全に焦げているのに「香ばしいね!」と言ったり、
単に味が薄いだけなのに「上品な味だね!」と言ったり。
料理には本音と建前がある。
どうしても何か褒めなくちゃいけない空気があったりする。
その時にウソが産まれる。

では白米はどうでしょう。
白米が美味しくなかった時は正直に「美味しくない」と言うでしょう。もしくは何も伝えず心の中に秘めるか。

かと言って白米が美味しかった時に、わざわざ褒めたことは無いでしょう。
それはなぜか。
白米は常に美味しくあって然るべきものだから。
料理は美味しかったら褒められるのに、白米は美味しくても褒められない。
それぐらい日本人は白米のハードルを無意識に高く設定している。

だがそんな中。

あずき坊主は炊いた白米を褒められる。

常に生活を共にする同居人から。
バイト先の飲食店の店長から。
その他…。

そう。

あずき坊主の炊く米が、

その高いハードルを超えたからだ。

私は神だ。



一緒に住んでいる人間から「奥村、米の炊き方上手いよなぁ」って言われたことあります??

飲食の人から「奥村さんの炊いたお米いつも美味しいよね」って言われたことあります??


アンパンマン??


パンのヒーロー??


はぁ??


こちらは米の神ですぞ??


偉大さがわかったか?

今ごろお前は膝をついてこう言ってるだろう。


Oh 米(マイ) God....


と。





サガットのステージのコスプレ

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