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”何故”UNDERTALEは神ゲーとなれたのか


めちゃめちゃ突然ですが、皆さんは「UNDERTALE」というゲームをプレイしたことがあるでしょうか?
このゲームのキャッチコピーは

「誰も死ななくていいやさしいRPG」

ランダムエンカウントで出てくる雑魚敵やボスでさえ、倒さないという選択肢が与えられているという斬新なRPGです。
そんなこのゲームはテレビゲーム総選挙2023で
「ポケモンソード・シールド」
「Minecraft」
「ドラゴンクエストIV」
を抑えてまさかの13位。
しかし、このゲームは今ではとても考えられないゲームとなっています。


UNDERTALEの悪い所

・グラフィックが悪い

まさかのドット絵。ファミコンでも作れそうなグラフィック。

・1回の戦いにおけるテンポの悪さ

一回行動するたびに避けゲーが入る。今じゃ考えられない。

・やりこみ要素の薄さ

正規エンディングのPルートさえ初見で10時間くらい。Gルートをやっても30時間にはいかない。

なんだかこの時点でファンから石と怒号が飛んできそうなことばっか書いてますが、私はアンチではないですしむしろ大ファンです。
家に帽子とサウンドトラックとメタトンEXのフィギュアがあります。
ですが、ここの欄で書いたUNDERTALEの悪い所は今のゲームだと間違いなく叩かれます。
とくにグラフィック。
最近のものだとドラゴンクエストモンスターズ3がありますが、正直グラフィックとか気になりませんでしたし、全然面白いゲームだと思っています。
そもそもゲームをグラフィックで決め付けないでください。
まぁ、悪い点も良い点で補えば良いものですからね。
では、何故このゲームは神ゲーになれたのでしょうか。

何故このゲームは神ゲーになれたのか?

・今までのRPGと全く違う概念に、敵の見方が大きく変わる


アメジストって誰やねん

このゲーム最大の特徴である、
「敵を見逃すことができる」
という要素がありますが、これによって敵の見方が大きく変わります。
それぞれの敵に「こうどう」をして相手を褒めたり、脅したりすると、敵はそれに応じて様々な行動をします。
そして、「こうどう」次第で相手を見逃すこともできます。
これによって、ドラクエのスライムやFFのサボテンダーとは違う
「愛着」が芽生える
のです。
たとえば、ドラクエのスライムをかわいいと思っていても、
「スライム可愛いから私は絶対にスライムを倒しません」
とは普通ならないと思います。
もしスライム絶対倒さないドラクエプレイヤーいましたら教えてください。
しかし、このゲームは敵を見逃すことができるため、
「この敵倒したくないから見逃そう」
ができるのです。
このように、今までと全く違う敵の見方ができるのはこのゲームの良い点と言えます。

・RPGとアクション要素を2つ取り入れた新しい戦闘


寿司って誰やねん

ストーリーと設定ばっかでなかなか注目されづらいのですが、
RPGと避けゲーを2つ取り入れるという発想は何気にすごいことです。
これによって、敵の攻撃パターンに多様性を持つことができます。
避けるべき攻撃のデザインを変える、
攻撃の出し方を変える、
などの工夫ができるため、
このゲームにおいて全く同じ攻撃をする敵は一匹もいません。
このゲームの戦闘は、避けゲーを取り入れているために、戦闘テンポが悪くても楽しめる仕様となっています。

・良ストーリーと良音楽


モンスターと城を見られます

このゲームのストーリーは正直言って全ゲームの中でもトップクラスによく考えられていると思っています。
敵を殺すと上がる「LV」こと「LOVE」の真相、
そして、一番最初にこの世界に来た人物など、
短い内容からは考えられないような衝撃的な事実の数々に思わず驚いてしまいます。
そして、このゲームの音楽です。
神です。
私は音楽はあまり詳しくないのでよく説明できないのですが、聞いたことない人はとりあえずゲームやってなくても聞いて下さい。
(個人的には「夢と希望」という曲がおすすめです)
「MEGALOVANIA」は特に有名なのではないでしょうか。

最後に


少々長くなってしまいましたが、ここまで見てくださりありがとうございました。
今回はUNDERTALEについての記事を書きました。
やはり、ストーリー、設定、音楽など、無数の要素が合わさって
悪い点を超えるほどのゲームになれたのだと今改めて思いました。


ちなみにですが、ゲーセンにある太鼓の達人で一人で夢と希望をプレイしている人がいたら、だいたい私です。


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