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軽貨物社長、初期の分かれ道

『今、何台くらい居るの?』

と言う会話が普通に飛び交う業界だ
麻痺していたのかそれが当たり前になりむしろ社長さん達は自社や協力会社で何台所属し稼働してるかがモチベーションになっている。

台数=売り上げ

と言う単純明解な経営だから無理もない。
私も会社を始めた当初はは同じ様な感じだったし、当時はいろんな知り合いに電話し手当たり次第ドライバーを探したのを思い出す。

今回はそんな会社を設立したばかりの軽貨物運送事業の社長の目線から話してみようとと思う。

軽貨物の社長をはじめるヒトにはいろいろなタイプがいる
・元々S急便やKネコなど運送会社の社員だった人
・すでに会社を経営している人
・軽貨物個人事業主からの法人設立
・流行ってるからやってみたネットワークビジネスなノリの人
・儲かるからと唆された人
・元ヤ◯ザとか半グレ
・親がやってて引き継いだ2代目
など

そんな社長さん達が独立した当初に自社のドライバー集めの為に求人掲載やSNSだったりで募る訳だが意外ととんとん拍子に10人位集まるイメージがある。

例えば、初めて求人を掲載したので社長自身モチベーションが上がり面接をした時に熱い気持ちが伝わって在籍が決まったりなんて事もあれば、業界に入る前の職場の連れ、元々自身が軽貨物ドライバーから独立した社長なら現場での知り合いだったり、身内や友達、後輩などが集まるイメージがある。

だが、この10台〜15台位になった時に失敗してる社長さんをいっぱい見てきた。

1つ目の例は、
・2次請け3次請けの仕事しかなく会社が伸び悩みドライバーが流出してしまう。
良くある理由としたら
・業界があまりわかってなく2次から直請けに行く難しさを知らずいい様に使われてしまう。
・単純に営業力がなく1次請けの仕事が取れない
・所属ドライバーから抜き過ぎで噂が回ってしまう
などだろう。

他には
・まだ会社が整ってない為、事務系や明細が雑でドライバーから信用をなくす。
・社長が金を使いすぎてしまう。
・クレームが多発して会社が契約を切られる。

と言う具合にとんとん拍子にドライバーが集まり売り上げが上がってきた15台前後と言う時期がある意味、会社として上がるか下がるかの分岐点だと私は思っていて伸びる会社はまたさらに30台や50台くらいになっていくし下がる会社は一気に2.3台になってしまう事もざらにある。

今回はこんな感じで4つの例を挙げたが、失敗しない為に先手を打つ事もできるし対応策もある。

またこの4つの例に関しては後にコラムにてもう少し詳しく書いて行けたらと思っている。

今、私から言える事は10台〜15台になった時に過信せず、所属してくれてるドライバーの気持ちになり、もう一度初心にもどり明確な目標を持ち、前進する事が大事だと私は思う。

何故ならしっかりと前進してる会社や社長にしか人は着いてこないからだ。

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