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動物園は誰の為?(5歳の疑問)


私はアメブロで
「私と息子と娘のホームスクーリング日記」というブログを書いています。

ブログの中では しばしば「本」が登場します。

本は我が家のキーアイテム。

遊びや学びのきっかけをくれる「種」です。

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今週の絵本


毎週30冊くらいの本を図書館から借りてきます。

基本的に選書は私。8~9割は私が選びます。

幅広いジャンル、季節感、子ども達の中の「旬」等、子どもの目だけではなかなか網羅しきれません。

遊び中心のホームスクーリングの中の、数少ない「仕掛け」です。

その中でも今週我が家の娘の心に「刺さった」のはコレ。

【作品紹介】
きょうはたのしいおやすみのひ。かぞくみんなでどうぶつえんにきたんだよ。ぼくたのしみにしてたんだ…。圧倒的な描写力で描かれるシュールでおかしな家族の一日。1993年ケイト・グリーナウェイ賞受賞国際アンデルセン賞受賞画家の代表作。 amazonより引用

詳しい内容は控えますが、「刺さった」ポイントは物語終盤。

ゴリラを見ながら話す家族の会話の時のお母さんのセリフです。

どうぶつえんは、ほんとに どうぶつの ために あるのかしら。
きっと にんげんの ために あるんじゃないかしら。

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「そんなの わかんない!」


お母さんのセリフを読んで娘は怒りました。

予想通りの反応。

娘「ホントそうだわ。お母さんはどう思う?」

私「そうねぇ~。でもさ、リスや鳥が事故で怪我しちゃったりすると動物園で治療したりするみたいよ?」

娘「えっ!?じゃぁ、動物の為の動物園なの?」

私「どうだろうねぇ?でも、怪我してないのに檻に入ってる動物も確かにいるよね~。」

娘「えっ!?じゃぁ、やっぱり人間の為?」

私「どう思う?」

娘「そんなの わかんない!」

*****

分からない だから…。


のらりくらりの私の受け答えに業を煮やした娘。

「お母さん、私 お手紙書く。」

…と、いう事で会った事もない「2人の大人」に向けて手紙を書くことにしたのです。

どうぶつえん

5歳児の率直な疑問。

このお手紙にお返事が来るのかは分かりませんが…気持ちをぶつけてみましょう!

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学びはいつも遊びの先に。

新しい知識を得たり。

知らない遊びを提案されたり。

考えるきっかけをもらったり。

本の中は24時間、年中無休のワンダーランド!

お手紙を書く展開になったのは予想外でしたが、例えお返事が来なかったとしても、本を読み、怒って、疑問を感じて、家族以外の他の誰かの意見を聞いてみようと思えた事は娘にとっては大きな一歩なのかな?と思います。

さぁ、学びの「種」はどんな芽を出すのでしょうか?

楽しみです。

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