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フォン・ノイマンという悪魔


みなさんはフォン・ノイマンという人間をご存知でしょうか?
ぼくは今高橋昭一郎さんが書かれたノイマンの本を読んでいます。
ノイマンのプロフィールを軽く紹介します。

◉ジョン・フォン・ノイマン
◉1903年生まれ
◉ブダペスト(ハンガリー)
◉数学者
◉コンピュータを開発
◉原子爆弾を開発

という人物です。
コンピュータを学んだ方は知っているのではないでしょうか?

ノイマンが生まれた1903年のブダペストはかなり裕福でもうすでに地下鉄が通っていたみたいです。
ノイマンの家もお金持ちで優雅な少年時代を過ごしたようです。
そして英才教育を受けていたよう。
とくにノイマンは計算力に長けていて数学は大の得意分野でした。

そしてナチス政権から逃げアメリカへ亡命します。
アメリカでは陸軍で務め、原子爆弾の開発チームに携わります。

ノイマンは50代で癌で亡くなるのですが、
原子爆弾の開発でかなり被爆していたことが原因だったそうです。

日本に原子爆弾は落とされましたが、
その計画の際の事も書いてありました。
原子爆弾を落とす地域の計画リストには、
皇居、京都、広島、長崎
などがあったそうです。

ノイマンは皇居に落とすことを反対しました。
それは戦後の占領統治まで見通して皇居への投下に反対したのであって、事実そのおかげで日本は命令系統を失わずに3ヶ月後に無条件降伏出来たのです。

話が逸れますが、
「国体」という言葉の意味をご存知でしょうか?
国体(こくたい、國體)とは、国家の状態、くにがらのこと。 または、国のあり方、国家の根本体制のこと。 あるいは主権の所在によって区別される国家の形態のこと。

これが意味です。
日本の天皇万歳という形態や、
竹槍一本で立ち向かう姿勢、
勇士は瓦として無事に生き延びるより、むしろ玉となって砕けた方がいいという一億玉砕という考え方。
この国の概念をあらわしているのです。
戦争は国体護持の為にやっていたのです。

GHQはこの概念を恐れ、
国体という言葉をかき消そうと、
国民体育大会(国体)が生まれたそうです。

ノイマンの話に戻りますが、
ノイマンは京都に原子爆弾を落とすことを推薦しました。
なぜかというと、歴史的建造物を破壊することによって日本の戦意喪失を図ったのです。
ですが、世界からのバッシングに恐れ却下されたそうです。

ノイマンについて考えることが沢山あったので、またnoteに書きたいと思います!

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