見出し画像

新卒2年目、モヤモヤしながら新卒研修を務める

研修担当を1ヶ月務めて思ったのは、
感心や焦燥感、そして重責。

こちらからのきっかけ次第で新卒の皆さんが持っているポテンシャルが発揮されそうと嬉しく思う気持ち。

だけどそれを提供する結果として、同時期の自分と比較して優秀にしてしまうという劣等感。

こちらの研修次第で会社や社会人に対する印象が決まり、それに不満があれば社会人生活や会社に対する失望を与え、人生にまで影響を及ぼすのではないのかという責任感。


今は何か偉そうにフィードバックやらコメント返しやらを新卒に対してしている。まるで自分をどうぞ抜かしてくださいと言わんばかりに。


入社してからの1年間、
1番下の新入社員という立場に甘んじて、
わがままを言ってやりたい放題してきた。

自覚はちゃんとある。

だけど、その立場も一区切りなんだな
としっかり気づくことができた。

自分は今、自分が教えることで成長する新入社員を前に
立場や技量の点から抜かされることを怖いと思っている。

「自分のペースで大丈夫」

「大切なのは自分との比較だよ」

これは研修担当が、同期との比較に悩む新卒に対して返している言葉。

しっかり自分が投げかけた言葉に諭されるが、納得いかない。やっぱり怖いから。やるせないから。



だけど、今後の長く働くのであれば、新しく入る人たちに抜かされることが当たり前になると嫌でも認める必要がある日も近いと思っている。

だから諦めないといけない。
しょうもない年次に拘るなと。


そうなるとやはり結局新卒に諭している、

「より自分らしく、自分が設定した目標達成に向けて着実に取り組むこと」が大切になるのではないか。


他人と比較するのではなく、
自分の変化・自分との比較を大切にし、
自分が設定した目標を大切にし、

自分が思い描くキャリアに対して
着実に一歩ずつ積み重ねていくことが求められるのではないか。


未来の上司が今教えている新卒の子がいるかもしれない。

そんなことはきっと気にするだけ勿体無いと、
何度もこの中だけでも言い聞かせているが、
割り切ることは一向にできていない。


矛盾した点は置いておいて、
2年目の自分が思う長期的な目標は、

年次なんて気にせず
自分のことを考え続けられる。

そして自分の周りの人を考え、
力添えできるような人になりたい。


ここはやっぱり変わらなかったから、
新卒に対して心の中で偉そうにすることで、
今だけの安心感を得つつ、

そんなしょうもないものから脱するために、
今後も仕事で精進していきたいと思っている。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?