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ミックスボイスについて考えてみた、、

ミックスボイスっていう言葉、耳にしたことがある方も多いんじゃないかと思うけど、じゃあどんな声??って言われてもはっきりとした答えはなかなか難しいんじゃないでしょうか??

実はわたくしもう10年来このミックスボイスに取り組んでるんですが、独学という事もあって迷路の中を延々さまよってるような状態が続いてきました。

ちなみになぜミックスボイスを習得しようと思ったか、どんな変遷を辿ってきたか、という事はこちらの記事に以前書いたので、よろしければご覧ください。

とにかくこのミックスボイス、言葉が一人歩きしてる感じもあって、最近は解説してる動画とかもたくさん出てるけど、実際の声や説明を聞いてもピンと来ない方が多いんじゃないでしょうか、、

よく聞く話としては、地声と裏声を混ぜた声、地声と裏声をつなぐ声、高音が楽に出せる、ベースは地声だ、いや裏声がベースだ、プロはみんなミックスボイスを使ってる、などなど、、

で、素人意見ですがわたし個人的には、みんなてんでんバラバラに違うことを言ってるようで、ミックスボイスを使える人が言ってることって結局同じなんじゃないかと、、

歌声って多分に感覚的な要素が強いから、そのあたりの感覚の個人差が表現にあらわれてるだけなのかなって、、

またミックスボイスを出すための要素として出てくる言葉もさまざまで、声帯閉鎖、声帯伸展、鼻腔共鳴、脱力、息漏れ、喉締めしない、腹式呼吸、などなど、どの要素が一番大切か?っていう事にもいろんな意見があったりしますよね。

で、これも素人意見だけど、結局どの要素もぜんぶ大切なんだと思うんですよね。

全てがバランス良く機能して初めて良い声が出るんじゃないかと、、

わたしも、例えば声帯閉鎖が大事という情報があると、よし閉鎖か!!とそこを重点的に練習したりして、、でもその一点に意識が入りすぎて全体のバランスがガタガタになって結局上手くいかない、っていうことをそれこそ何十回も繰り返してきました、、

じゃあ結局ミックスボイスって何なの??っていう話なんですが、誰もが理解できる説明は絶対不可能という前提でのこれもまた素人意見ですが、「地声と裏声をシームレスに行き来できる歌唱技術」のことかなって、現時点では思ってます。

でもここにも落とし穴があって、ここで言う「地声」「裏声」って、自分で思ってる声と本当に一致してるの??って話なんですが、、

ここで言う地声と裏声って平たく言うと「正しい地声」「正しい裏声」の事になるんですよ。

何やねんそれは?!!ってそろそろお怒りの方もおられるかと思いますが、、いやもうそうとしか言いようがないもんで、、

つまりミックスボイスの習得にはまず正しい地声と正しい裏声を出せるようになる事が必要で、その切り替わる付近の音域をシームレスにつなげる技術がある、っていう事なんですね。

わたし自身ずっと取り組んできた中で、コツをつかんだかも!今度こそイケるかも!!って思った事が何度もあったけど、最後の1ピースがハマらず結局気がつくとまた迷路をさまよってる、っていう事がこれまでずっと続いてきました。

でも最近、もしかしたらこれが最後の1ピースかも??って事に出会って、まだ本当の最終的な確信には至ってないけど、でもかなりの確率で自分の歌い方をひとまず完成できそうな気がして練習を続けてます。

その最後の1ピースは何かというと、、「喉の構造」です。

またまた「???」って話かもしれないけど、他の楽器はどうすればどんな音が出るかって指や体の動きから視覚的に確認できるけど、歌は自分の身体の中の事だから見えないし感覚に頼るしかないですよね。

でも喉の構造、どんな骨、筋肉、筋でどんな風に構成されててどんな作動をするのか?ってことがわかると何となく声を出す時の動きがイメージできるようになって、それが実際声を出してる時の感覚とリンクしてくると、それまで感覚だけが頼りだった世界から一歩抜け出せたような感じがするんですよね。

正しい地声、裏声は喉のどんな動きから出ているのか、シームレスに繋がる時はどの部分がどんな作用をするのか?っていう事をイメージして答え合わせみたいに確認しながら練習できるので、これまでより格段に効率が上がった気がします。

でもまだまだ道半ば、最終的には特別に意識しなくてもその状態で歌う事ができる、ライブとかで緊張してもデフォルトでその歌い方ができる、みたいにならないと実用にならないので、これからもミックスボイスの修羅の道を歩んでいこうと思っています。

最後に、こう考えるキッカケに出会った本をご紹介します。

禁断のボイストレーニング


喉の構造の図解や具体的なボイトレのメニューも掲載されていて、最近はこれをバイブルみたいにして練習しています。

ただし、この本を読めば誰でもミックスボイスを習得できる!!とは全然思わないし、そう期待しない方がいいと思います。

わたしは自分なりにいろんな試行錯誤を繰り返して彷徨ってきた末にこの本に辿り着いたから腑に落ちた事も多かったけど、人それぞれ経験値とかも違うので、いきなりこの本を読んでももしかしたらちんぷんかんぷんで何を言ってるのかわからないかもしれないし、、

と言う事で、またまた煙に巻くような最後で申し訳ありませんが、わたし自身のここ最近のミックスボイスへの取り組みや、思うこと、わかってきた事など書き出してみました。

これ以上の説明はわたしにはもう無理だし、言うてもただの素人なので正しい事を言ってるかどうかもわからないので、皆さま参考程度にとどめておいてくださいませ。

ではでは、がんばろうね!!笑

※ 追記
ミックスボイスの一例としてハナミズキの冒頭部分を歌ってみました。
ブリッジ付近のフレーズなので頻繁にオモテ声(地声)とウラ声を切り替えながら歌ってます。
まだまだ練習中の拙い例ですいません、、

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