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怒りをくれよ

GLIM SPANKYの『怒りをくれよ』という曲が好きだ。ワンピース劇場版の主題歌だったらしいが、なんか少し前にテレビで放送していたのを流し見していた気がする。おれは『怒りをくれよ』という曲名に撃ち抜かれたのだ。メキシコ度合いが非常に高く(GLIM SPANKYはほぼメキシコだ)、かなりの爆発力を持つロックンロールだ。

怒りという感情はなかなか厄介な状態異常だが、悪いことばかりではなく、おれの場合は集中力2倍、移動スピード1.5倍、声量1.5倍となり、さらに上司に対するひるみガードとなるスーパーアーマーまで付与されるため、こいつのおかげでともすれば炎上案件もギリギリで事なきを得たことも少なくない。要は周りに当たり散らさず、矛先をどこへ向けるかをきちんと考えておけばいいのだ。

ただし、それはおれが陽の気をまとっている間の話だ。これが陰の気をまとっている場合、怒りの質が湿気をまとい、負の環状線に合流することとなり精神的にだいぶ良くない。ジメッとした怒りは陰湿で指向性を失い誰も得しない結果を呼び寄せがちなので、あなたが怒りの感情を活用しようと思うのなら、メキシコの気候のようにカラッとした心理環境を整えることだ。怒りとは万人が持つ爆発的なパワーであり、それはほぼフォースの力と同様だ。それを自身のものとするためには光と闇、ロウとカオス、陰と陽のバランスをとり、自在にその爆発力を引き出せるようにならなければならない。

怒りという感情は人間だけでなくあらゆる生き物が持つものだ。足元のアリでさえ隊列を乱す無粋な輩に噛みつくことすらあるだろう。つまりおまえの進むべき道をふさぐようなファック野郎のケツをキックする権利はアリですら所有しており、わざわざおまえが不条理な経験をしても怒りの感情を押し殺す必要もないのだ。おまえが目指すものがその先にあるのなら怒りの感情をうまく使え。手綱を握るのはおまえ自身だ。

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