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経理部 タカハシさん【AZism人 アルバイト編 #10】

AZismで働くアルバイトさんにインタビューする

『AZism アルバイト編』

今回で10回目を迎えました!

10回目の今日は初となるバックオフィスから異色の経歴を持つこの人です!



――お名前とご年齢を教えてください

タカハシです。今年で30才になります。


――AZismで働いてどのくらいになりますか?

去年、2023年の4月に入ったので、もう1年3ヶ月になりますね。
最初はPAO青梅店に入りました。


――PAO青梅店でアルバイトをしようと思った理由は?

近いからです(笑)

もともと別の仕事してたんですけど資格の勉強をしようと思って地元に帰ってきたんですよ。

帰ってきてからはAmazonの倉庫でバイトしてたんですけど、あまりにも歩きっぱなしで。1日2万歩以上とかになるのでさすがにキツイなってなって別のアルバイトを探してました。

ちょうどそのときパソコンを見てタウンワークか何かでPAO青梅店の募集が出ていました。PAOは小さいころから知ってたお店だったし、良さそうだなって思って応募しました。


【先のビジョンが見えなかった前職】


――タカハシさんはもともと何の仕事をされていたんでしょう?

映像系の仕事です。

日大の芸術学部で映像放送学科に通っていて勉強をしていました。就職も映像系の仕事に就けて、約5年間働いてました。


――大学に通うぐらい好きだった映像系のお仕事を辞めた理由を教えてください

最初の5年ぐらいは新しい仕事を受けるたび、取り組む内容にも変化があって自分のできることも増えていきました。

その先さらに5年やると上司の立場というか、プロデューサーとかに肩書が変わるんですけどその折り返しの5年ってそれまでやってきたことをより早くより丁寧によりクオリティ高くやれるのが当たり前でしょ、という5年なんです。

それまでは積み上げてきてようやく1人前になった、それからは高止まりし続けないと会社からの評価が減点法になっていくというか。先輩を見ていて思ったんですよね。

その5年を乗り越えた先にプロデューサーっていう立場になっても打ち合わせ、利益計算、代理店の人と飲み会とか、現場から離れちゃうのも見えたんです。その道で本当に今後も頑張れるかな?って考えちゃいました。



――5年頑張ったけどその先の5年で変化する立場とか未来がワクワクしなかったと

そうですね。なんか嫌だなって感じちゃって。

そうなると別の道を考え始めたものの転職活動もしないままもう仕事も休ませてくださいって言う感じで辞める形になりました。

そこから退職金食いつぶしマンになって実家に帰りました。


――そこから次の道はどのように決めたんですか?

映像関連って自分の仕事を数値化できないっていうか、支払うお金の価値が本当に合っているのかどいうか、確かめる方法がないんですよ。

この人にCM1本頼むならこのぐらいって決まってるんですけどその明細ってないんです。海外ロケ行こうがスタジオで1日で終わる内容だろうが、だいたいこの人はこれぐらい、って感じで仕事を受けるほうも頼むほうもどんぶり勘定で。

だから自分がやる次の仕事は誰の目から見ても明らかな冠のような、自分はこういう人間でこういう仕事ができてこんな能力があります、って叩きつけられるものがあればいいのかなって考えました。


――簿記の資格を取ろうと思った理由は?

以前の仕事ではクライアントに説明する資料を作っていました。

たとえば15秒CM作るとき何パターンも映像を作った上で、演出家の人はこれが一番良いでしょ、って言うんです。見ればわかるでしょって。

ただ、素人が観ても違いがわからないのでどこがどう違うのかを見える形にするんですね。どこがどうカッコいいとかラストカットがこういうパターンの組み合わせがあってとか。それらをはっきりさせるために表を作ったりしてたんですけど、そういう曖昧なものをしっかり明示するというかそういうの好きなんだなってわかって。

で、『表か~表を扱う仕事無いかな?』って考えて。そこから雑な連想ゲームが始まって飛躍するんですけど表…表…財務諸表(※)か…簿記いいかもって(笑)。※財務諸表=企業の財政状態などを社外に報告するための書類。決算書。

そこから簿記の勉強を始めました。簿記2級には合格していて、今1級取るために勉強中です。


――なかなか思い切った選択ですね

何か仕事につながるといいなと思って簿記の勉強を始めたんですが、30歳手前の人間が簿記の資格とってもどこか会社の経理部に入れるかっていったら入れないんですよ。実務経験2年以上とか縛りがあって

あ~このままだと死ぬじゃん~って思ったものの、簿記の勉強は面白いんですよ。だからまぁいいかって(笑)

勉強を続けていくにつれて、会計士目指すのもありだなと思い始めて。いけそうとは今の時点でも思ってないですけどいい目標だなとは思ってます。


【LINEを見てたら蜘蛛の糸が降りてきた】

――AZismの経理部に入ったきっかけを教えてください

PAOでアルバイトしつつ、簿記1級の勉強を続けていました。何の宛があるわけでもなく、1級合格しても年齢的にも就職できるとか何があるってわけでも無かったんですけど、それでも勉強は続けていて。

それで確か2023年の秋だったと思います。家のトイレで用を足しているときにAZismのLINEが来て。そこにスタッフ募集・経理スタッフって書いてあったんですよ。

▲2023年10月にAZismのLINEで流れた経理・総務スタッフ募集お知らせ


こんなこと本当にあるんだって思ってびっくりして。もう蜘蛛の糸ですね。LINE見てから30分ぐらいで文章書いて送りました。たぶんこのチャンスを逃したら次もうないだろうって思って応募して。それで経理部の外海さん(AZism経理部 課長)に面接してもらいました。


――そのときはどういう話をされたんですか?

Zoomで面接したんですけど、もう良い印象を与えようと思ってとにかく喋ってました。たぶん今までの人生でこんなに自己アピールしたことないんじゃないかと思います。

例えばPAOじゃなくてコンビニとかで働いてたとして、そのコンビニの経理部のスタッフ募集案内は来ないですよね? だから絶対に受からなきゃって思って全力でアピールしました。


――そして見事面接に合格して、AZism本社の経理部に入ったと。学んでいる最中だと思うのですが、実際の経理業務をやってみてどうですか?

勉強して簿記2級まで資格を取って、決算書とか勘定科目とかテキスト上のは見てましたし電卓も叩いてたんですけど、全部資格の問題を解くためのクイズみたいなものなんですよね。売上も純利益とかも全部仮のデータだし。


だから最初、売掛金の入金チェックとかで請求書を見たとき『あ~本物だ~って』感動しました(笑)

問題集の仮データじゃなくて、実際にAZismの口座からゲームメーカーさんの口座に振り込まれたりとか、ウーバーイーツからお金が入ってきたたりだとか。本当にこうやって世の中のお金は動いているんだ~やべ~!って。

問題を解いているとき、何億円儲けましたとか損失が出ましたとかは札束を思い浮かべるんじゃなくて単なる数字として見ているんですよ。ただ実際に口座からいくらお金が出ています、入っていますっていうのを見せられると生の会社のお金の動きはすごいなって。特にAZismは入出金が激しいほうだと思います。


――お店で働いてたときの経理のイメージと、実際に業務をしてどんなことが一番違いましたか?

資格と実務は違うってよく言われるんですけど、勉強では請求書とは、売掛金とは、って形ですけど実際は売掛金にもめっちゃ種類があるんです。クレカやウーバーとかいろいろ。

実務で経験しないといけないことがいっぱいあるんだなっていうのが勉強になりました。座学と実務の細かいところと違いっていうんですかね。一般的にはこういう処理だけどAZismの場合はこうだよ、とか。

勉強したことはそのまま右から左に活かせることは無いんですけど理解はスムーズですね。勉強してたときはなんで実務経験ある人しか採らないんだよって思ってましたけど、実際に経験してみてそういう人を採用する理由がわかりました。


――現在はAZismでのアルバイトの他、会計事務所でも週2回アルバイトしているとのことですね

昔からAZismとお付き合いのある会計事務所の方が本社にいらしていて、その縁でアルバイトさせていただくことになりました。また回数は少ないですけどそちらもいい経験になっています。


【楽しい道の先に続きがあればいい】

――タカハシさんの長所は何でしょう?

(しばらく考えて)無いですね…(笑)

本当に人より秀でてることは何にも無いと思います。

――強いて挙げるなら?

うーん…。
今している簿記の勉強が思いのほか続いているんですよ。

小学生のとき進研ゼミを3回止めているんです。3回止めたってことは3回始めてたってことになりますよね。それぐらい勉強が嫌だったはずなんですけど、簿記の勉強はやれているんです。

なんでかなと思うと教科書を読んで該当の動画がたくさんあってそれを見て。でもまだよくわからない。いろんな人がいろんなことを言ってるなってぐるぐるぐるぐる頭の中でずっと考えてるんですよ。で、つまりこういうことか、みたいな。

だから『ずっと考えられる』っていうのが長所かもしれないです。



――将来やりたい仕事と理由を教えてください

これも明確じゃないんですよね…

勉強が面白いなと思いながら会計士合格までいけたらいいんですけど、試験がいつだからもっと頑張らなきゃとか、この年齢だからこの年で合格しなきゃ絶対ダメとか、そういう頑張り方は絶対にしたくないんです。

面白いから勉強やってます。楽しいからやっている、っていう好奇心のまま会計士までいけたらなって。


仮に今、受かったとして、世の中には良い大学に入って4年間遊ばないで勉強して会計士になってるみたいな人の割合のほうが多いんですよ。だから自分みたいな人がそういう人たちと混ざっても、10年ぐらいキャリアの差があるわけじゃないですか。

それはもうどれだけ頑張っても埋まらない隙間なのは間違いないわけだから、受かったら幸せ、受かったらゴールって気持ちでは絶対やりたくないです。ただただ面白い、楽しいっていう道の先に続きがあればいいなって。


――仮に会計士の資格を取ったとして、その先のビジョンが面白くなさそうだったら…?

また別の資格の勉強をし始めるかもしれないです(笑)


――さいごに社内報を見ている方へメッセージをお願いします

今は直接営業部の人たちとはやりとりしてないんですけど、たぶん今後はやることになると思うので。

その時に何か親しみやすいというか分からなかったら電話してもらえる感じになるといいなと思ってます。そういう状況になったら気軽に声かけてくださいって感じですね。

――ありがとうございました!



映像の仕事から今は会計士を目指して勉強中のタカハシさん。
AZismの経理部で実務を経験する環境に飛び込み面白さと楽しさを大事にしていく先、将来AZismの会計士になる未来があるかも…?
今後も勉強頑張ってください!
(インタビュアー 企画戦略室 イタガキ)


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