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SUPERTEAM50mmハイトリムホイールと20年前のフルクラム レーシング3との比較 Vol.8 実走比較2

しようと思っていたのではなく、たまたま同じコースを別々のホイールで走ったので掲載します。

前回の比較はこちら↓

今回も里山ライドですが、里山入口までサイクリングロードを走る為、平坦直線もあるけど軽い山登りもある、そんなコースです。


こんなコース

前回は平坦直線のみ、または里山ライドとコースが別れたので、その両方が入るとどうなるか? の比較になります。ちなみに風は両日共、ほぼ無風です。では早速、STRAVAのデータです。

SUPERTEAMの結果
レーシング3の結果(経過時間が3分半分多いのは、停車汗拭きを1回、余計にしたからです)

走行距離・時間はGPS頼みなので若干の誤差はありますが、にしても完コピみたいなタイム差です。元々、比較するつもりで走った訳でもないんですが、狙ったかのように平均速度も全く一緒。

タイムが全く一緒で「両方とも同じくらいです」で決着。ではない、何かが違う気がするのを走ってから感じてはいました。少なくとも、サイクリングロードではSUPERTEAMが速かった気がし、その他の区間は大差ない気がしてましたが、結果は両方とも同着。

レーシング3の方が速い部分はあるはず…と思い、STRAVAのデータを見比べてみると、「そう言うことね!」と言うのが分かりました。

セグメントごとの平均速度やタイムを比べてみると…

平均時速比較。「スピード」の左がSUPERTEAM、右がレーシング3
通過タイム比較。「タイム」の左がSUPERTEAM、右がレーシング3

STRAVAに登録のあるセグメント区間での平均時速と通過タイム比較です。
上から1・2番目がサイクリングロード。
3~6番目は里山のゆるい登り。
7・8番目は峠。
一番下はダウンヒルです。

比較するつもりで走った訳でもなく、とは言え2回共、汗をかく程度に漕いでます。比較する気満々でガチ漕ぎはしてませんが、適当に漕ぎすぎると寒くて凍えるので、寒くならないようにそれなりに漕いでます。

通過タイム差で比較すると、
1・2番目セグメント、サイクリングロードで速いのはSUPERTEAM(2番目の鹿島橋~葉鹿橋は途中で離れているので、正しい計測ではないかも)。
3~6番目、ゆるい登りではレーシング3
7・8番目の峠区間と最後のダウンヒルがSUPERTEAM

サイクリングロードの平坦直線でSUPERTEAMに軍配は、ディープリムのおかげでしょう。

ゆるい登りではレーシング3が速く、軽いローハイトリムでSUPERTEAMより軽々と登っていったようです。

峠区間でSUPERTEAMの方が若干速いのがビックリ。一般的には軽いローハイトリムの方が良さそうな気がします。その日の体調差で若干、差があるかも知れません。

最後のダウンヒルではディープリムのSUPERTEAMが本領発揮で速かったようです。

サイクリングロードではSUPERTEAMが先行するも、レーシング3はゆるい登りで速く、SUPERTEAMより約10分くらい速く進んでいますが、SUPERTEAMが平坦&ダウンヒルのディープリム効果が半端ない&何気に峠登りでも勝っていて結果同着、ざっくりはこんな流れのようです。

また、実のところ、

↑の記事の通り、10速で14-27Tなるヘンテコスプロケを使ってます(ロー30Tもあるのですが、「とんでもない山で使う用」として予備にしてます)。この14-27Tがレーシング3では使えません

理由はレーシング3のハブにスプロケが刺さらないからなんですが、何故刺さらないかは不明。ので、SUPERTEAMは14-27T。レーシング3は約20年前の105純正、12-27Tで走りました。

このギア比の違いはあまり関係ないかも知れませんが、多少は差があるかも知れない、と言う事で一応記載しておきます。

以上、ザクッと思ったことを書きますと、

SUPERTEAM(ディープリム):平坦&下り番長
レーシング3(ローハイト):ゆるい登りに強い。他のシチュでも無難

こう言う結果かと思います。

今回のコースが結果的に、SUPERTEAMに有利なコースだったとも言えそうな気がします。平坦無し、下る一方のダウンヒル無し。アップダウンや登りっぱなしのコースであれば、SUPERTEAMはレーシング3に歯が立たず、置いてかれそうです。

↑この記事は輪行オススメで作りましたが、私は地元なので行きも帰りも自走してます。
行き(足尾へ向かう)の道は登ってちょっと下る。下った分を+αで更に登ってを繰り返して標高を上げていきます。
帰りは下り基調ですが、下り過ぎの登りがあり、道にビンタしたくなってくるコースなんですが、こう言うコースだとレーシング3の方が良いと思います。

今回はSUPERTEAMとレーシング3の比較と言うより、ディープリムとローハイトの差みたいな記事となりましたが、ローハイトが遅いと言うより、ディープリムがハマるシチュエーションだと爆速と言う結果でした。

ローハイトはどんなシチュエーションにも無難に対応するのに対し、ディープリムは特定点で尖った力を発揮するので、尖り体験として履いてみるのも良いかも知れません。

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