輪行おすすめコース 栃木県日光市足尾→群馬県みどり市赤城駅
このコースは地元なので向かうも帰るも自走してますが、行く度に「行きを輪行して帰りを走ったら、下りっぱなしで楽だろうな」と思ってました。そんなコースを紹介致します。
栃木県日光市足尾町 銅親水公園から群馬県みどり市赤城駅まで基本、下りっぱなしの道程です。
行きのざっくり行程ですが、東京都心の方は東武スカイツリーライン(伊勢崎線)、特急りょうもう号にて相老駅(普通電車でも可。ただ、3,4回乗り換え有)まで向かって下さい。相老駅でわたらせ渓谷鉄道に乗り換え、終点の間藤駅へ。
特急りょうもう号の終点、赤城駅まで行ってしまうと、わたらせ渓谷鉄道への乗り換えが地獄(駅が別で1kmくらい離れている)になりますので、両線が乗り入れている相老駅乗り換え死守でお願いします。
言い忘れましたが、スカイツリーラインに乗る前に補給食を買っておいて下さい。間藤駅周辺はコンビニがありません(無い訳ではありませんが、コンビニへ行く為に全く違う方向へ数kmヒルクライムになります)。
相老駅周辺も地図で見る限りコンビニが皆無っぽいので、スカイツリーライン乗車前に用意しておいた方が良さそうです。
わたらせ渓谷鉄道では輪行代別途、290円掛かるっぽいです。
間藤駅に着いたら自転車で更に北上、3kmくらい軽いヒルクライムですが、銅親水公園へ。ここをスタート地点として基本は、国道122号線を道を変えずにひたすら南下します。
ここは教科書にも記載のある足尾銅山に関連する施設があります。銅山自体は閉山しておりますが、その施設が残っております。後ろの山々の雄大さも含めて最果て感がハンパないです。
銅親水公園を出発、15分前後走行の後、「田元」と言う大きめの交差点に着きます。
この交差点を右折して下さい。国道は直進ですが、昭和の街並み足尾を感じられるのは右折。足尾の市街地を通ります。車通りも右折の方が少ないです。道なりで最終的に国道と再合流します。
右折後に走っていると、
や、
足尾銅山観光がある通洞集落へ行きます。せっかくなので、足尾銅山観光へは寄ってみることをオススメします。ここから赤城駅まで40km弱ですが、ほぼ下りっぱなしで、ここでゆっくりしても終電に間に合わないことはないと思います。
資料によると坑道を一直線にした場合、2000kmくらいあるそうです。足尾銅山観光ではトロッコ乗車と徒歩で、その一端を垣間見れます。
足尾銅山観光付近には何箇所か食事が出来る所がありますので、お昼がまだでしたら、何処かへ寄ってお昼にしても良いかも知れません。
足尾を離れますと、次のスポットは「草木ダム」です。途中、
足尾トンネルに比べ、沢入トンネルはライトを点けないと路面がよく見えない&狭い&地下水が天井から垂れてきています。足尾トンネルは狭いながらも歩道があり逃げられますが、沢入トンネルはそれもありません。
沢入トンネルを抜ける際、私は一旦停止し、車が途切れた瞬間にガチ漕ぎスタートして、車となるべく並列走行しないようにしています。
両トンネルとも500m前後ありますので、この2つのトンネルだけは気を付けて下さい。
草木ダム手前で登りが始まります。5%前後の登りが3kmくらい。それを登り切ると、
ストリートビューの写真ではスカスカですが、いつも見るにこれだけ空いている方が奇跡的な気がします。ここは食事も出来ますので、通洞周辺で食べなかった場合、こちらでお昼にしても良いかも知れません。
外では草木ダム湖畔の展望もあります。
ご覧のとおり、一般的なコンビニと比べて広くなく、都会のコンビニの様な品揃えではありませんのでご注意下さい。パンとかおにぎり、ペットボトル等はありますので、補給食追加は出来ます。
草木ドライブインと眺めはそこまで変わらないので、寄るか寄らないかはお任せします。草木ダム展望台を越えると、何もしなければ60km/h以上は出てしまう程の綴れ織りの下りが2箇所ありますので、ご注意下さい。
草木ダム展望台から7kmほど南下すると、
「丸美屋 自販機コーナー」と言う、レアな自販機が揃った施設があります。
記事にもなり、テレビでも特集されました。土日に通り掛かると、この建物の風体で車やバイク、人がワサっと居ますので事情を知らない方ですと、「何かあったの?」と思うくらいです。
補給食を食べる、としても利用できます。
よくよく考えると食べられる所がちょくちょくあるので、補給食持ってなくてもこの道程はイケるかも知れません。
更に南下すると、
レトロ駅舎の上神梅駅があります。国道を逸れますが、「大正時代ですか?」みたいな見た目と造りなので、一見の価値があります。
行きの輪行でも寄れますが、列車の間隔が1時間に1本無い時間帯もあるので、帰りのサイクリングついでの方が個人的には良いかな? と、思います。
上神梅駅を見終わったら、オススメは国道へ戻るのではなく、違うルートです。
国道に対し、渡良瀬川の対岸を走るコースです。この区間の国道は、
とある信号で車の列が出来やすい→波及してその手前から車両間隔が狭目。
やや登り気味で道幅狭めの綴れ織り区間有り→車間が詰まって車両間隔が狭目。
と、交通量の割に車が多めに溜まる地点。
この区間を回避するルートです。途中、300m程度ですが斜度10%を超える激坂があるのですが、こちらの方が国道に比べ交通量が激減しますので、辿れそうならこちらをオススメします。
このルートはゴール地点で国道と合流します。
一点だけ注意点で、途中300mが10tダンプも通ります。
この区間です。センターラインも無く、10tダンプ同士は離合不可の狭さでダンプが走ってます。頻度は高くないので、ダンプが居なくなったら駆け抜ける(道も下ってます)様に、私はしております。
国道へ合流すると山が終了し、大間々の街に入ります。大間々の街から赤城駅までは一般的な日本の地方都市のそれですので、後は赤城駅まで駆け抜けるって感じでしょうか。
まだ時間がありましたら、大間々駅に寄ってみるのも良いかも知れません。わたらせ渓谷鉄道の基地の様になってまして、トロッコ用の車両やそれを引っ張るディーゼル機関車等、この手に興味がありましたら是非、寄ってみて下さい。
行きも帰りも、いつも走っている道なので、道沿いで知っている箇所を紹介させて頂きました。これらのスポットに寄るだけで、そこそこ時間は掛かると思いますので、日帰り輪行にはちょうど良いかな? と思っております。
基本は国道を走る形で、トラックも通る道ですが量はそこまで多くなく、自転車なら簡単に退避できる道幅も殆ど備えてます。下り基調ですが、下り過ぎの登りが多少ありまして、逆に丁度良いくらいかな? と思います。
銅親水公園から大間々まで何十kmありますが、信号は片手で数えられるくらいしかないので、走る気になれば延々と走っていられます。
ただ、道沿いに寄れるスポットが点在していますので、止まりたくない時に止まらない、止まりたい時に止まれるコースな感じです。
路面は一部、トラックの轍が出来てしまっている箇所がありますが、一部であって殆どは感じません。
狭いトンネルや、道幅狭いのに10tダンプの往来がある地点等、一部気を付けなくてはならない箇所があります。が、二桁回数ここを自走で往復している中で、キープレフトを心掛けていれば特にこれと言ったヒヤリもなく走っています。
季節的には春・夏・秋がオススメです。雪が常日頃降る地域ではありませんが、路面凍結が怖い(特に沢入トンネル)ので、安全を考えると冬は止めておいた方が良いかも知れません。(私は自走で行くので、登りの段階で異常を感じたら引き返してます)
以下に一般的な観光情報のURLを貼りますので、私の紹介以外で良さげなスポットがありましたら是非、寄ってみて下さい。
↑草木ドライブイン手前の富弘美術館を忘れてました。国道沿いなので、即寄れます。
割と聞いたことがある(はず?)「◯◯だっていいじゃないか、にんげんだもの」の本家、作者様の美術館です。
読んでみて、1円でも価値があるなと感じて頂けましたら、1円寄付して頂けると助かります。