創作身辺整理:キャラクター編1

俺がバーチャル活動を始める以前、プロデューサーさんとある程度お付き合い頂いていた方なら上の画像のキャラクターをご存じかと思います。知らない人は今覚えてください(覚えなくてもいいです)。
これは何か、というとざっと十三年以上は前の個人サイト全盛時代に当時プロデューサーさんが頻繫に通っていたサイトのお絵かき掲示板で描いたキャラクターで、当時は主にプロデューサーさんのアイコンなどとして用いていたほか、他にも似たようなスタイルのキャラクターをいくらか描いていました。
見ての通り(?)見た目こそ星のカービィシリーズのキャラクターなどの影響下にはありますがいわゆる「オリカビ」の類ではありませんし、そもそもカービィをはじめとして既存作品の世界観を下敷きにしたキャラクターではないので、いわばネット上の誰もが閲覧できる場所で本格的に描いていた原初のオリジナルキャラクターといえます。

捨てきれない夢

このキャラクターを主役に据えたゲームを作りたい、と思って作ったのがLastBraver:Metalsでした(上の画像は当時のタイトル画面)。
ですが出来としては不満が残るものではありましたし、現在でも何かしら新しい(俺自身が納得のいくような)ものを作りたいと思ってはいます。
しかし、ゲームを作るにしろそれ以外の媒体で何かを展開するにしろこういったマスコット的なキャラクターより標準的な人間キャラクター、それこそ「美少女」のほうがウケが良いのではないか、という感情も拭いきれずにいるのです。
(その結果としてLastBraver:Metalsは『プレイヤーが操作する主人公(画像左端)を人間キャラにする』という一種の妥協をし、その辻褄合わせのためにストーリーに破綻をきたしていたわけですが)

未練がましくドット絵を打ち直したりなどすることはあれど、いっそ(後から考えた多数の人間キャラクターのためにも)過去のものとして封印してしまったほうがよいのか、と何度も考えました。
その答えが出せない限り、俺が再びこのキャラクターに活躍の場を与えることは難しいでしょう。

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