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住んでみてわかった、クルマを持たなくても豊かな暮らしができる地方都市 小山駅西口エリアの魅力

 小山市に引っ越してきてもうすぐ3年。友人、職場の同僚から「地方都市なんだからクルマ持つの当たり前だよね。」という圧力や、善意からの「クルマ持った方がいい。」という助言を振り切って、楽しくクルマ無し生活を続けています。今回は、あえてクルマを持たない、楽しく、豊かに、地方都市のローカルな魅力が味わえる小山駅西口エリアを紹介したいと思います。

1.まちなかに自然を感じられる川と森

 私が思う、小山駅西口エリアの最大の魅力は、駅から1km地点に、思川という素晴らしい川があることです。好きすぎて、思川沿いに引っ越してしまったくらいです。そのおかげで、毎日、思川、そのバックに日光連山、富士山が見える暮らしをしています。それだけで癒されます。1日の始まりに朝焼け、終わりに夕焼け。春には桜・菜の花、夏は花火・鮎釣り・水遊び、秋は紅葉、冬は雪を被った日光連山、四季を感じられる。なんて贅沢なんでしょう。

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その思川では、人々が思い思いに、過ごしています。例えば、カップルが語り合ったり、鮎釣り、楽器を弾く、バーベキュー、泳いでいる人もいるし、最近ではSUPまでできるようになりました。またイベントも多彩で、マルシェ、鮎のつかみ取り、花火大会(我が家は特等席で見られます)まであります。

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さらに、思川に加えて、川沿いに城山公園という国史跡に指定された城址公園があります。この公園は、長年の管理不足で木が繁茂してしまい、薄暗くあまり人が来なくなってしまったため、再整備中です。さらにBackpackers’ Japanが飲食施設、デイキャンプサイト、イベント(青空図書館、キッチンカー等)の運営をする予定になっていて、素敵な公園になることが期待されています。ちなみに、現在の再整備エリアの北側は、芝生広場や木が適度に生い茂っていて、ピクニックにはもってこいの場所です。さらには芝生広場で社会実験キャンプイベントも行われています。駅から1kmに森があってキャンプできるってすごいですよね。

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2.小山駅は電車がすごく便利

 新幹線駅が徒歩圏にある暮らし。東京まで約40分で行けますので、気軽に丸の内や銀座などで買い物に行けます。通勤にも便利で、新幹線は朝の時間帯は10分に1本くらい、在来線は5分に1本は出てます。東京と繋がりは持っておきたいという方にはとってもおすすめです。
あと、我が家は息子が鉄道が好きなので、よく入場券を買って電車を見に行ったり。大宮の鉄道博物館にふらりと行ったり。この前は、小山→大宮→高崎→前橋→小山という新幹線と両毛線の旅を息子としてきました。所要時間3時間、最寄りが新幹線駅ならではの遊びです。これもクルマを持っていない経済的余裕からなせるわざ!

3.徒歩圏に生活機能が集積

 徒歩圏に、内科、外科、小児科、皮膚科、耳鼻科、歯科、眼科・・・病院なんでもあります。保育園、小学校、子どもの習い事も、スーパー、ドラッグストアも徒歩圏。これって子どもたちにも優しくて、街で保育園の友達に出会えたり、休みの日に公園で一緒に遊んだりが気軽にできます。

ちなみに買い物は、ペットボトルなど重いものはAmazonさんにお世話になったり、荷物多い時は駅からタクシーを使ってます。タクシー料金も駅から自宅まで500円で済むので、クルマを持つよりリーズナブル!

4.小山発のカルチャーがある

 おすすめの店はたくさんありますが、なかでも推しなのが、cafefujinumaとその焙煎機がおいてあるRoaster Gallery Small Mountainです。県外の友人が遊びにきてくれた時は、必ず連れていきます。なぜなら、そこに行かないと、買えないもの、体験できないことを提供しているからです。小山でしか飲めないコーヒー、小山のパティシエが作ったお菓子、小山の陶芸家がつくる食器、オリジナルの服など。そんな小山自慢ができる店。東京の友人を連れていったら、東京でもこんな良いもの置いてないと、お菓子や服を爆買いしていました。笑。ちなみにファンは、みんなfujinumaTシャツ、スモマンTシャツを来て、店を訪れます。
西口エリアには、チェーン店がほとんど無く個性豊かなお店が沢山あります。
・子どもの面倒を見てくれるお婆ちゃんがいる定食屋
・小山産の肉が食べられる鉄板焼き屋
・普通に美味しい焼肉屋、ホルモン焼き屋
・昔ながらの一個80円で饅頭をうる和菓子屋
・週に3回しか開店しない行列のできるパン屋
・多分昔は小山産の鰻を出していた鰻屋
・料理がとても美味しい地下にあるバー
・お仕事してくれる美味しい寿司屋
などなど紹介しきれない、ここにしかない店たち。

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5.今週末はあそこに行こうのワクワク感

 まちなかに、格安の新鮮な野菜やそれを使った美味しい定食を提供してくれるまちの駅思季彩館があります。思季彩館は、月に2回マルシェをやっていて、同じくまちなかにある芝生広場の御殿広場や思川でも年に数回マルシェをやっています。このマルシェでは、知り合いに会える確率がとても高く、前の日はワクワクして当日を迎えます。去年はさらに、「おでんと日本酒」、「TOCHIGI COFFEE FESTIVAL(トチギコーヒーフェスティバル)」が開催されて、ワクワクイベント爆増中です。

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6.歩いて飲みに行ける

 私は、コロナ禍以前、子供が寝静まった21時以降によく飲みに行っていました。これも徒歩圏に飲み屋がある魅力。わざわざ車やバス、タクシーで、約束もないのに飲みにいきませんよね。この気軽さがいいんです。
気軽に飲みにって、カウンターでお店の店員さんや、カウンター仲間と話したり、本読んだりします。家でもない、職場でもない、サードプレイスがあるっていいですよね。常連さんのなかで、送別会をやるような繋がりもできて、いい出会いがたくさんあります。コロナ明けが待ち遠しいです。

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7.バス10分で思川温泉

 小山には、私の激推しスポットである思川温泉があります。冒頭お伝えした思川を眺めながら、温泉に入ったり、サウナを楽しめたりするんです。最高です。この思川温泉まで、市内で唯一、最高頻度3本/時も走っているバスで行くことができます。地方都市において奇跡だと思います。ちなみにスーパー銭湯的な施設ではありますが、宿泊施設も併設されていて部屋毎に露天風呂があるので、乳幼児連れにも優しく、我が家は年に数回宿泊しています。

まとめ:上のモノがすべて徒歩圏で手に入る。クルマは無くてもいい街。

 西口エリアの魅力、如何だったでしょうか。これらの魅力は、西口エリアの特に思川に近く、メインストリート祇園城通り沿いににクルマなしで住んで、歩いて暮らさなければ感じることができないと思います。そんな西口エリア、自分も住んでみたいと少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
 西口エリアは、古いまちではありますが、再開発も進行中、色々な住まいが選択できるところも魅力のひとつです。ちょっと古い賃貸マンション3LDKで6〜8万円/月くらい。新築分譲マンション3LDKは15〜20万円/月くらいです。時々ですが、同じような相場で一戸建ての賃貸もでます。もちろん購入することもできて、不動産市場が動いているのは小山の特徴かもしれません。
 最後に、我が家はクルマを持っていませんが、カーシェアはそれなりに使っていて、年間15万円くらい、鉄道・新幹線を気兼ねなく使っているので年間20万円くらい支払っています。クルマをもつと、車両費・維持費で年間100万円以上かかります。なので、とってもリーズナブルに過ごしてます。さらに、地方に行くと車に乗るようになって歩かなくなり太ったという話をよく聞きます。我が家は歩いて移動していますので、そんなことはなく、私は引っ越してくる前よりも歩くようになり、痩せたくらいです。

 さて、リーズナブルで豊かな暮らしができる小山西口エリアいかがでしょうか。引っ越しの相談は喜んで乗りますのでお気軽に連絡ください!

本記事は、妻の今佐和子と同じテーマでお互い書いてみるという企画なので、そちらも読んでみてください。


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