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『夜空をポケットに』

むかし夜空がまだカーペットだった頃
砂漠には月の欠片がたくさん落ちていて
それを目印に旅をしていた

星の骨を拾う気持ちで
涙の化石を探しては
ただひたすら途方にくれていたっけ

あのときの夜空が今では宇宙を包み込み
まとった星さえ泣かせてる
さざめくようにしか輝けない
僕の空みたいに

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。