三千層もの地獄を切り抜けここまで辿り着いたが、89点と90点の間に横たわる価値概念の溝の深さにはさすがの俺も足がすくみ、絶望の二文字が物理的に脳裏をかすめた。全ての言語や思想が具現化され、林立した世界を彷徨い一体何年の月日が流れたのか。”死後の世界”が文字通り眼前に浮かんでいた…

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。