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こどものころは小さいから

こどものころは 小さいから 地面に近い。

いろんなものを直に感じられて

鮮やかで

音が大きい

輝きが大きい

恐怖が大きい。

それなりに世界はつながっている。


大人になると 地面から遠くて

くすみがかって

音が小さくなる

輝きが小さくなる

恐怖も小さくなる。


俯瞰することができる

全体を整理し把握することができる。


見渡すことができる。


世界は再びつながりをあらわにする。


そして、 地面が恋しくなる。


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