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シシャモハーブ焼鬼道

昔、よく食べたオイルサーディン。大蒜と唐辛子で炒めてスパゲッティに混ぜれば、ペペロンチーノ風になる。ご飯に混ぜて炒めると、文字通りのイタ飯?
しかし、鰯は小さくて食べ応えが今一つ。
シシャモをオイルサーディン風に料理しながら、謎に包まれた日本史上に最初に現れる人物を妄想した記録。


材料

シシャモ  7尾
玉葱    1/4
ピーマン  1個
唐辛子   1本
ジャガイモ 1個 (付け合わせ用。なくてもよし)
エノキ   1株
オリーブ油 割とたっぷり
塩     大匙半分
大蒜    2欠け

おっと、これも

肝心なハーブ

ローズマリー 小匙1
タイム    小匙1
オレガノ   小匙1

魏志倭人伝、教科書にも出てくる用語ですが、実はそういう書物はなし。
陳寿が執筆した「三国志」魏書の内、烏丸鮮卑東夷伝倭人条が正式名称。2000字程の文章が古代の日本と思われる倭国の様子を伝えています。
長いし、面倒くさいので以下、よく知られた「魏志倭人伝」で話を勧めます。
倭国の内には幾つかの小さな国があり、最大の国が邪馬台国。そこを治める女王が卑弥呼。
鬼道をよくし、衆を惑わすと記されています。
鬼道とはどういうものか、推測するにシャーマニズムのようなものか。祈祷でトランス状態となり、神の言葉を聞き、それを伝える。
卑弥呼とはつまり、日の巫女ということなのでしょう。


ジャガイモを茹でる。

肝心の邪馬台国の位置ですが、今でもというよりも今では何処にあった国なのかわからない。
九州説、機内説、日本ではない他の国のこととか。果ては存在していないユートピアのような国のことではないかとさえ言う人も。
私は個人的には九州ではないかと思っています。具体的には大分県の宇佐。
全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮に祀られている三柱の神の内、比売大神が卑弥呼ではないかと。参考までに宇佐神宮の話はこちらへどうぞ。↓

宇佐神宮も巨大な古墳の上に建っているのではないかと妄想。
卑弥呼が亡くなった時、巨大な墳墓を作り、大勢の殉死者と共に葬られたと魏志倭人伝にも記されています。


大蒜を潰し、唐辛子を輪切り。

魏志倭人伝には邪馬台国に至る道筋と掛かる日数や距離も記されています。しかし、その記述通りの旅程を辿ると、九州を遥かに通り越して海上に出てしまいます。この辺りが存在していない国とか、実は日本のことではないと言われる所以。その辻褄を合わせるために方角の書き間違いとか距離単位である里の換算が現在とは異なっているのではないかと様々な説。
機内説にしても、方角が明後日を向いています。


野菜を細かく切る。

興味深い話があります。
古代、日本列島は逆転していた。
どういうことかと言うと、北部九州を起点として90°南へ動かす。つまり東北地方を南側に持って来るということ。それが古代の日本の地理。東北地方は南海地方だった?
日本列島をそういう風に描いた古地図が存在。仮にその地図通りだとすれば、魏志倭人伝の記述が当てはまり、最終地点である邪馬台国は大和に辿り着く。邪馬台と大和、音や字面も近いことから、こうなると俄然、機内説が現実味を帯びてくる。


大蒜と唐辛子をオリーブ油で炒める。

残念ながらまだ訪れたことがありませんが、奈良の纏向遺跡は邪馬台国の跡ではないかという説。その近くには箸墓という古墳。
公式には箸墓に葬られているのは第七代孝霊天皇の皇女、倭述述日百襲姫命(ヤマトトトヒモモソヒメノミコト)とされていて、皇族の陵墓ということで宮内庁管理。
伝説ではヤマト、長い名前だ。その姫は大物主神の妻となったが、その神の正体は蛇。それを見て驚いてしまったために神は去り、それを後悔して腰を下ろした際、そこにあった箸で陰部を突いて亡くなったという。
以来、その陵墓を箸墓と言う。
この箸墓が卑弥呼の墓ではないかと言われる。ただ、宮内省管理の陵墓なので発掘調査が出来ず、様々な検証が出来ず。もし、ここが卑弥呼の墓だとすれば、魏志倭人伝に記されている大量の殉死者の骨でも出たら、確定。


塩と野菜を投入。油が回るまで炒める。

殉死者ということからの連想ですが、日本には昔から奴隷は存在せず、国民は天皇の大御宝だったと言う人がいます。残念ですが、それは嘘です。
戦国時代にはキリシタン大名が女や子供を奴隷として輸出。火薬の原料として不可欠な硝石を輸入。
戦では乱取りという略奪や暴行が褒美として許されていました。上杉謙信の関東遠征も領土拡大は望めないので、乱取りを恩賞として認めていました。
武田信玄も同様に乱取りを認めていた。乱取りの重要な目的は奴隷獲得。女は性奴隷。子供は労働力として酷使するため。
古代社会でも当然に奴隷は存在。
邪馬台国が生口を魏に贈ったという記述。生口というのは奴隷。
殉死者というのも無理矢理殺された人が少なくなかったかと妄想。
権力者の都合で異国やら黄泉国に送られた人々がいたということ。


シシャモとハーブ類を投入。蓋をして2分程蒸し焼き。

陰部を箸で突かれて死亡というのも、卑弥呼は実際にそのように処刑されたのではないかと妄想。
現代のコンピューターで天体の動きを過去に遡って測定した所、卑弥呼が生きていたと思われる時代に皆既日食が起こったことがわかりました。
日の巫女でありながら、日が消えてしまったということはその呪力がなくなったと見なされ、女王の座を追われて殺された?
呪いの力で君臨していても、最終的には力に敗れたということか?


シシャモハーブ焼鬼道。

小さなオイルサーディンとは異なり、大きく卵も入っているシシャモ、食べ応えあり、塩とオリーブ油、大蒜と唐辛子のぺペロン味がよく合う。ハーブは魚の臭みを消して、よい風味を加えてくれます。
エノキからしっとり成分が出て、程よい粘りで野菜が絡みつく。
タンパク質やビタミン、唐辛子のカプサイシンと栄養も十分。

あっ、ジャガイモを忘れていた。というよりもなくてもよかったか。

ということで、茹でたジャガイモを適当な大きさに切って添えてみた。

ジャガイモに野菜を添えて食べたら、これも美味だった。炭水化物も追加。これで酒のつまみにもなる。

卑弥呼が使ったという鬼道。
三国志の著者、陳寿は中国人。
中国では「鬼」というと幽霊のニュアンスに近い。
ということは、卑弥呼の鬼道とは降霊術のようなことだったのか?
謎に包まれた邪馬台国と鬼道の女王、卑弥呼を妄想しながら、シシャモハーブ焼鬼道をご馳走様でした。


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