第1期RYT500ヨガ指導者養成講座を終えて
先日、真理先生のRYT500ヨガ指導者養成講座(以下TT500)を修了しました。
終了が近づくにつれて、今まで学んできたことがスルスルとつながって絶大な安心感に包まれました。 これまで漠然としていた見えない力、つまりスピリチュアルとカルマについて、今回の講座を通して見えてきた私なりの解釈をご紹介したいと思います。
サンキヤ哲学ではプルシャとプラクルティの二つがあり、変わることのない精神プルシャに魂が宿ってこの世に1人の人間として生まれてくると言われています。その時に前世からのカルマを抱えて生まれ、そして今世で日々の言動によって新たなカルマが作られます。 このカルマは前世からの借金のようなもので、きちんと返していかないとどんどん重たくなります。しかし、どのように返済して良いのかわからないのが人間です。
学びの先にあったのは安心感と感謝
私はサムスカーラがカルマ解消の鍵だと思っています。日々の経験を通して、たくさんの記憶が体や心の奥深く、潜在意識の中に刻まれています。これがサムスカーラで、普段は忘れて思い出すことはありません。しかしフィジカルを超えたヨガアーサナや瞑想を通して思い出される瞬間がある。私はそれこそがスピリチュアルの経験であり、サムスカーラを思い出した瞬間なのではないかと考えています。それは光や音、痛みや涙となって私たちの体の表面に現れる。 その経験をした後は精神が研ぎ澄まされ、文章がすらすら書けたり、悩んでいたことがスッキリ解決したり、物事がうまく回り出したり、とにかく今のままで良いという安心感と感謝があふれてくるという感覚でした。
スピリチュアリティは、安定した状態から開花される
私のようにスピリチュアルとは縁遠い人生でも、日々のディナチャリヤやサーダナを続けていたら、どんどん安定感が増し、生きやすくなったというのはまさにこの効果であり、真理先生がアーユルヴェーダをはじめとするヴェーダの叡智を授けてくださることで、その人個人に合ったやり方を探す方法を自分で見つけられるように導いてくださっていたのだと改めて気がつきました。
このような学びを受けなくとも、自分で見つけられるかたもいると思いますが、子供の頃から勉強して学校を出て働くことが当たり前で、何かをしなければいけない、お金を稼いで家族を作って生きなければ幸せでない、など凝り固まった型にはめようとがんばってきた人の多くは、本当の自分の生きる目的が生い茂った草むらに埋もれてしまっているから、本当は綺麗な花を咲かせるために生まれてきたのに、それが何なのか見えなくなってしまっている。 だからこそサムスカーラにリーチすることでいらない記憶は手放して楽に生きることを自分に許してあげてほしい。それができて初めて自分の持っていた花が何なのかがわかり始め、その花を咲かせることに力を注ぐことができるようになる。
人生はトライ&エラーの繰り返し
カルマは目に見えないからこそ迷い、苦しみ、悩むのだと思います。それでも今までの経験の中からいらないものをどんどん手放し、スペースを作るということを繰り返し繰り返し続けていくと、自然と自分の進む道に戻れるのだと思います。
最後に、今回のTT500で集った仲間たちへの感謝を伝えます。
一緒に過ごした時間は本当に心地よく、いろいろなご自身の経験をシェアしてくださったおかげで今回の気づきを得ることができました。また、たくさんのケーススタディを少人数のグループで話し合うことで実践につながる解決方法やレメディを身につけることができました。
一人ひとり、違うからこそレメディはひとつではない。トライアンドエラーを繰り返してもいい、今が完璧でなくてもいい、そんな自分を愛してあげたい、本当にたくさんの学びを仲間からもいただき感謝にあふれています。
by Mayumin
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