こびりついて剥がれないもの
こんばんは。
Ayurvedaを生活に取り入れている主婦Mamiです。
今日は
自分の中にこびりついて離れないこと
について書きたいと思います。
カレーを煮たときにできるなべ底の焦げのような
子供が大事なものに貼ってしまい、はがし途中のシールのような
洋服にとんでしまったトマトソースのような
そんなこびりついてなかなかとれないものが心の中にありませんか。
過去の甘い恋愛経験だとか、輝いていた青春時代の思い出とか、そういった温かい気持ちになれたり、今の原動力になるようなことならば、あまり気にならないと思うのですが、
そうではなくどうしても辞めたいこと、忘れたいこと、手放したいことなど。
私はいつからかわかりませんが、間違いなく10代のころから、お菓子の食べ過ぎをやめたいとずーーーーーーーっと思っているんです。
一人になると無意識にお菓子を食べてしまい、心が乱れるとその心を埋めるように甘いものを食べてしまう。若い頃は体重や見た目をとても気にしていたから、今よりももっと罪悪感を感じながらも、ついつい砂糖の沢山入ったものを食べていました。
管理栄養士になれば、それもやめられるだろうと思ったのに、結局やめられませんでした。
でも先日、良いことを教えてもらったんです。
自分にこびりついているものは、無理にはがそうとしなくて良い。悪いと思っていることでも、今は置いておいてあげる。いつか離れていくときがくるから。
と。
シールもそう。無理にはがそうとするから、途中でビリビリっとなって、爪でカリカリしてものベトベトがのこっちゃうんですよね。(ちょっと効果音ばかりになってしまいましたが、笑。)
忘れたころに水にぬれたり、粘着力が弱まってたりして、スルッと取れたら、ツルツルきれいにはがれるものです。
その言葉を聞いて
「そうか、今は無理してはがそうとしなくて良いんだなぁ」
と思ったら、スッとラクになったんです。
辞めよう辞めようと思っているうちは、常にそのことを考えてしまって、結局そのことに執着してしまっているんですよね。
だから今でも、なんとなくお菓子を沢山食べてしまったり、夜に食べ始めたら止まらなくなってしまうこともちょくちょくありますが、それを責めるのではなく、観察しています。
食べ過ぎるとやっぱり次の日、睡眠が浅かったり、次の朝胃が重かったり、鼻がつまっていたり、口の中が気持ち悪かったり。日中だったら、心が乱れやすかったり、体がだるかったり。
そんなことを続けていると、なんとなく食べたいという気持ちよりも、快適に1日過ごせてぐっすり眠れることの方が自分の中で重要になってきたりするんです。
そんな感じで、今少しずつお菓子の食べ過ぎが減ってきているところです。
やっぱり食べてしまう日もあるけれど、以前と違うところは後悔することが減りました。
だって、あ、やっぱり鼻が詰まってるとか、今日は胃が重いだけじゃなくて痛いぞとか、観察しているから新たな情報収集になっているんです。
いつか、自然と剥がれ落ちて、川に流れていくように手放せたらいいなと思っています。
もし皆さんにも、そんなことがあったら、自然と離れていくときを気長に待ってみませんか。
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