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ケニア🇰🇪最大級スラム「キベラスラム」へ行ってみた


アフリカ最大のスラム「キベラスラム」とは?

ケニアの首都ナイロビにあるキベラスラムは、広さ約2.4㎢でおよそ100万人が暮らしているといわれています。電気は不法に引いた電線から供給され、トイレは20世帯~40世帯に1つ。ゴミが至る所に捨てられていて、衛生環境はとても深刻です。
(参考https://www.worldvision.jp/children/poverty_27.html#d0e9d87eb78fa54e47cd213ca7606442 )

キベラスラムに何しに行ったのか?

A-GOALリーグ表彰式の様子

今回私はキベラスラムで開催されていたA-GOALリーグの試合&表彰式に参加をしてきました。A-GOALはスポーツを通じた国際協力を行っている団体で、ケニア、ナイジェリア、マラウイ、ウガンダなどアフリカの国々を対象に食料、物資支援、日本との中継イベントなど幅広く活動を行っています。
詳しくはこちら↓を見ていただければと思います!

 試合後の食料配布

ご飯をもらうために列に並んでいる様子

試合が終わり、フィールドからスラムの方へ移動してくると、なんだかいい匂いが…!試合を終えてお腹を空かせた子ども、コーチたちにご飯が提供され、それを受け取るために大行列ができていました。ご飯を受け取ると、「おいしい!」と言いながら、バクバクと食べる様子がとても可愛らしかったです。

ご飯をもらって嬉しそう!

私も実際に配布するのを経験させていただきましたが、「早くちょうだい!」と押しかけるように流れてくる子どもたちのスピードに合わせて、ご飯を盛るのはとても大変でした笑今回私が担当したのは20-30人くらいでしたが、用意されているご飯は400名分らしく、これを配布する彼女たちもすごいな、、と尊敬尊敬でした…!

400人分のご飯ご飯が入った大きな鍋

表彰式は2時間遅れ?突然ダンスバトルが始まる

試合が終わり、表彰式は15:00-の予定でしたが、なかなか始まらず、スラムの一角でコーチや運営側がその日の運営について振り返りミーティングを始めたり、かたや一方で子どもたちは、音楽に合わせてダンスを披露したり笑
日本では見れない光景ですね笑

表彰式前にダンスが急に始まる

なんやかんやで2時間経ってやっと表彰式が始まりました。表彰式と言っても、日本のように1チームずつ表彰されて、並んで、、という感じではなく、なんと爆音ノリノリ音楽の中、メダルやトロフィーが渡され、受け取った子どもたちはダンスをしながら待機するというなんとも新しい表彰式!ほんとにアフリカの子どもたちはダンスが好きなんだな、、と実感すると同時に、こんな表彰式も素敵だな〜と感じました。(2時間遅れは辛いけど…笑)

実際に行ってみて感じたこと

こっちきて写真撮ろうよ!とフレンドリーに接してくれる子どもたち

「子どもたちのエネルギーから自分が元気をもらう」
「スラム」と聞くと、貧困家庭、支援の対象など、こちらが相手に「何かをしてあげる」という意識を持つかもしれません。確かに、学校へ通って教育を受ける機会がなかったり、衛生環境の深刻さから病気にかかって亡くなる人もたくさんいるのは現実です。けれど、そのような環境の中でも、笑顔で楽しそうに暮らす彼らの姿を見て、自分も頑張らなきゃ!と思えました。

自分に何ができるのか?

今回私が見たキベラスラムはスラムの一風景でしかなく、実際に子どもたちが暮らしている普段の様子などは見れていません。ただ、表彰式会場に行くまでに、多くの子ども・大人たちが道端で寝ていたり、「Food please」と言ってきたり、そのような状況を目の当たりにし、彼らを救うために私にできることはお金を渡したり、食料を渡したりすることだけなのか?根本的な貧困の解決は自分1人には難しいのでは?などと色々考えさせられました。支援を行い続けることには、限界があるかもしれない。持続可能性を持って彼らの助けになるためにはどうしたらいいのか。まだ自分の中での答えは見つかっていないけれど、その方法を模索し続けたい。

スラムに集まるたくさんの子どもたち

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