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50代元保育士の夢「子育て支援は赤ちょうちん」

こんにちは!

今日も長文になりがちな
maruちゃんのnoteを読みに来てくださって
ありがとうございます。

今日の文字数は2000字ちょっとです(笑)
サクッと読めるかな!


さて、子育て支援のお話です。

そもそも、支援が必要な世帯っていうのは、
まぁ保健所とも連携していたりして
保育士側でもある程度わかっているんです。

でも、そういった”本当に支援が必要な家庭”には
行政の行う子育て支援は届きにくい
という現実があります。

"本当に支援が必要”なんて言うと語弊がありますね💦
必要か必要じゃないか決めるのは、
ご家庭それぞれのご事情で違いますよね。


支援の手

そして、逆にそういったご家庭には、
こちらからの積極的な声掛けがむしろ
拒絶のきっかけになっていってしまう
なんてことがあります。

ここでは、自治体の取り組みの中で
ピックアップされるのはどんな世帯なのか、
また
「子育て支援に結び付けるには?」
という課題について感じていることを
書いていこうと思います。

・若年妊婦

まず、10代の妊婦さん。
母子手帳を発行したところから、長い支援が始まります。
もちろん、産院とも連携していきますが、
中には妊婦検診に行かず、陣痛が来て
救急での出産なんてことも多いので、
ここから入っていくには
難しい支援対象者です。

未だに
「女子高生がトイレで出産、胎児の死体遺棄事件」
なんていう痛ましいニュースが後を絶ちませんし…

こういった場合、母子手帳ももらっていないでしょうから
発見するのは家庭環境や
周囲の見守りだけが頼みの綱
となってしまいます。

・要支援(保護)世帯

次に、家庭環境が明らかに養育困難な”要支援(保護)世帯”
と呼ばれる家庭も、最初の支援の入り口は
保健所です。

虐待予防の観点から、要支援家庭を「保護者の状況、子どもの状況、養 育環境に何らかの問題を抱え、それを放置することで養育が困難な状況に陥る可能性 がある家庭」と定義します。

東京都福祉局

保健所では、お子さんの検診を実施しているので、
定期的に来所するような仕組みになっています。

新生児検診では保健師さんが
各家庭を回ってくれるのですが、
実は、居留守を使って受けないお母さんもいます。

そしてその後、”〇歳児検診”と名の付く検診が
該当する年齢ごとに行われますが
要支援(保護)世帯の家庭では
この検診を受けに来ないことも
しばしばあります。

もちろん、予防接種も受けません…

”困った”人は”困っている”人

「あのお母さん、ちゃんと子どもの面倒見てるのかしら?」
「困ったお母さんねぇ」

当時、保健師の間でさえ
そのような会話がされていました。

たまに街中で
ぐずる子どもの手をピシャリとやっていたり
「もうそんな子はいらないよ!」
と言って子どもを置いて
お母さんだけドンドン歩いていってしまったり…
そんな光景を見かけます。

・泣きたいのは誰?

母親になると、
「お母さんなんだから」
という謎の呪縛がありませんか?

私も長男が赤ん坊の時、はじめての子育てで
わからないこと、不安なことが
一杯ありましたが
弱音を吐こうものなら
「あなた、母親でしょ」
と、あちこちで言われたのを覚えています。

ぎゃん泣きする我が子を
どうやったら泣き止むんだろう…と
途方に暮れては
「こっちも泣きたいよ!」
と何度も心の中で思いました。

お母さんになると
もう誰も甘やかしてくれませんでした(笑)

・気持ちを伝えるのは難しい

先ほどのように
街で出会ったイライラモードのお母さんには
私はわざと目を合わせようとしちゃうんです。

でも、
「は?なんですか?」
と睨み返され、立ち去られてしまいます。

(いや、私も子どものイライラに疲れ果てて
道端で途方に暮れたときがあってね…)

(通りがかりの人が、
子どもに飴ちゃんをくれてね…)

(そしたら、泣き止んだんですよ~…
ほら、飴ちゃんどうぞ~)

と心の中で話しかけるんですが、
そんな隙を与えてもらえず…💦

お母さん側も
「泣き止まなくて困っちゃって💦」
って気軽に伝えられるといいんだけど
そうもいかないんですね…

保育士にできること

保育士ができる支援は
育児の負担を軽くするお手伝いなんですよね。

まさに飴ちゃんです。

とりあえずきっかけになれればいい、
と思うんです。

・子育てひろば

子育てひろばは、そんなきっかけとなり得る
最初の入り口です。
基本、無料で開放しています。

行政の管轄だったり
民間でやっているところもあります。
(民間は有料のところが多いかな)

このnoteを読んでいるお母さんは
子育てひろばにどんなイメージがありますか?

意外と悪いイメージの中に
「常連さんが多くて輪に入っていけない」
というネガティブなものがあります。

う~ん…
確かにそういう面もあるのは事実です。

でも、多くの方は
友達を作ったり
悩みを相談したり共有したりして
とかく家の中で子どもとマンツーマンになりがちな時間を
少しでも解消したくて来ているようです。

・誰にとっても平等な場所

お母さんの中には、
お子さんの障害があるといって
ひろばに来ることをためらっている人もいます。

または、
やんちゃすぎて迷惑をかけてしまうから
行けないと思っていることも。

まぁ、何も心配せず
恐れず(笑)
来てみてほしいなぁと思います。

少なくとも、
もし今、そんなひろばがないのなら
私が作りたいですよ~😊

子育て支援は親支援

って、誰か言ってましたっけ?
受け売りだったらごめんなさい!
でも、本当にそうだと思います。

親の支援ができなければ
子どもの支援は中途半端。

だからこそ、
「私を支援してほしい!」
というお母さん(お父さん)と
向き合わないことには
子育て支援って本来の意味じゃ
なくなる気がします。

・赤ちょうちん

「疲れちゃった、何もしたくない…」
そんな日があっても
子育てひろばには行きたいと
思ってもらえるような
元気になれて、安心できる場所
あるといいのになぁ、
と思います。

昭和のお父さんが
帰宅前に一杯ひかっけていく
”赤ちょうちん”🏮

ちょっとした
安らぎの空間…

今や、昭和の
”赤ちょうちん”は
親にも子にも必要な
救世主的な可能性を秘めています😊

こうなったら
やっぱり作るしかないかもね~なんて
ひそかな私の夢のお話でした🌸








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