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ゴールを設定するときの注意点

こんにちは。
苫米地式コーチング準認定コーチ補の
宮城あゆみです。

こちらのnoteでは、苫米地式コーチングについて紹介しています。

9月になり、沖縄では朝夕の暑さがだんだん和らいできました。

夕暮れの街を歩いていると、Tシャツの汗に心地いい風が吹きつけます。

四季がないように見える沖縄にも、秋が近づいているようです。

その半面、お盆をすぎた頃から、ハブクラゲに刺される被害を耳にするようになりました。

クラゲ侵入防止のネットが張られたビーチでも、被害にあうこともあるようです。

怖いですね。

安心を過信しすぎると、思わぬスコトマを産むことがあります。

スコトマ( scotoma )とは盲点のことです。

目の前にあるものが見えなくなってしまいます。

そんなバカなと思った方もいるでしょう。

それではお聞きしますが、いつも会っている方の顔を思い浮かべてください。

その方の鼻はどんな形をしていますか?

よほど鼻に関心がないかぎり、ほとんどの方が分からないと答えるでしょう。

人は見ているようで見ていないものなのです。

認識しようとしなければ認識できません。

でも逆に、スコトマを外すことができれば、今まで見えていなかったものが見えるようになります。

それだけチャンスが広がるということです。


前回、現状の外にゴールを設定するお話をしました。

しかし、自分ひとりで現状の外にゴールを設定するのは、容易ではありません。

だからコーチの力を借りるのをおすすめしました。

今回は、ゴールを設定するときの注意点についてお話しします。

まずゴールは、あなたが心から望むものにしてください。

他人から与えられたゴールではいけません。
自分に正直になりましょう。

たとえば、お金持ちになりたい……

OKです。

ただし、これだけではいけません。ゴールはたくさん持ちましょう。

ひとつに集中したほうがよいのでは?

疑問に思った方もいるでしょう。
大丈夫です。遠慮しないでください(笑)。

むしろゴールは、たくさんあるほうがいいのです。

想像してみてください。

お金持ちになるというゴールだけを目指してみました。

周りを振り返ることなく、お金を稼ぐことだけに集中しました。
健康も家族も友人も信頼も捨てて……。

お金持ちになった未来のあなたは、果たして幸せでしょうか?

それが本当にあなたの望んだことなのでしょうか?

お金が全てではありません。


たしかに、お金がなければできないこともあります。

そこでお金のことは、貯めるのを目指すのではなく、ファイナンスとして考えることをおすすめします。

ファイナンスとは、どういうことでしょうか?

要するに、収入と支出のバランスがとれていればいいのです。

支出より収入が多くて、使いたいものにお金を使える人は皆、お金持ちとも言えます。

ファイナンスは、他のゴールを達成するために必要なものと考えましょう。

ただし、気をつけてほしいことがあります。

ファイナンス=職業ではないということです。

このことを忘れないでください。

お金のために嫌な仕事をやらなければならないと思い込んでいませんか?

職業とは、自分の機能を社会に提供するものです。

たとえば、困っている人のために、自分ができることをやって助けてあげる。

それは立派な職業になります。

お金にはならなくてもいいので、自分がやりたいものを職業にしましょう。

ファイナンスと職業は切り離して考えてみてください。

スコトマが外れて、良い方法が見つかるかもしれませんよ。

それからお金は、良いものだとか悪いものだとか感情で考えないでください。

お金を使うことを極端に怖がる方もいますし、お金を稼ぐことを毛嫌いする方もいます。

でも、あくまでお金はお金でしかありません。

あなたのゴールの達成のために、必要なぶんだけのお金を用意しましょう。

それがファイナンスとしての考え方です。

スコトマを外すことができれば、いくらでも調達手段があることに気がつきます。


勉強して幅広い知識を身につければ、よりスコトマが外れやすくなります。

自分は勉強が苦手だから……。

そういう風に考えるのはやめましょう。

どうしてこうなってしまうのだろう……。
やっぱり自分はダメだ……。

こういったものはネガティブトークと呼ばれるものです。

自分の可能性を自分で制限してしまってはいけません。

自分自身をドリームキラーにしないでください。

ちゃんと現状の外にゴールが設定できていれば、不思議と勉強は苦痛ではなくなります。

あらゆる情報が入ってきやすくなるのです。

勉強という言葉だと「勉めて強いる」ようなイメージがわくかもしれませんので、生涯教育だと考えましょう。

生涯教育もゴールのひとつに設定することをおすすめします。


人生の様々な分野に、たくさんゴールを設定してください。

趣味、職業、家族、ファイナンス、健康、地域貢献、生涯教育、世界への貢献など……

バランスホイールの例

こちらはバランス・ホイールと呼ばれるツールです。

自分の人生をいくつかの分野にわけて、ゴールを設定してみましょう。

各分野の中でやりたいことがたくさんあれば、その分野をさらに細分化してゴールをつくりましょう。

たとえば、趣味の分野でゴールを細分化してみます。
読書に映画に絵画に釣りに散歩に山登りに……

いくらでも思い浮かべてOKです。

それにしても、なぜゴールはたくさんあったほうないいのでしょうか?

じつは、現状の外に設定したゴールというものは、どうやって到達すれば良いのかわからないものなのです。

ひとつのゴールだけにしぼってしまうと、障害にぶつかったときに、行き詰まってしまう恐れがあります。

そんなときに他のゴールがあれば、それに向かって切り替えることができます。

他のゴールの達成を目指している間に、障害に対する解決法が見つかることがあります。

なぜなら視野が広がるからです。

結果としてスコトマを外すことができるかもしれません。


バランス・ホイールのゴールを眺めていると、何か気がつくことはありませんか?

自分に関してのゴールだけではなく、他の人たちに関してのゴールが含まれていることに気がついたでしょうか?

自分だけではなく、家族も幸せになるゴール。
家族だけではなく、地域の人たちが幸せになるゴール。
地域の人たちだけでなく、国中の人たちが幸せになるゴール。
自国だけでなく、世界中の人たちが幸せになるゴール。

自分だけのゴールは抽象度が低いゴールです。
他者を含めたゴールは抽象度が高いゴールになります。

抽象度を上げて考えることにより、現状の外側にゴールを設定することができます。

それならば、最初から抽象度の高いゴールだけを設定すればいいのでは?
と思う方もいるでしょう。

しかし、抽象度の高いゴールだけだと、理念だけで行動が伴わなくなってしまいます。

口ばっかり良いことを言っても、行動できなければ仕方ありません。

抽象度を上げたり下げたりしながら、コーチとともにゴールを設定することをおすすめします。


今後もnoteの中で、少しずつ苫米地式コーチングについてご紹介していく予定です。

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