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そういうトコロだよ

今日は早朝(むしろ深夜)に目が覚めてしまい、4時過ぎくらいに散歩へ行ってきました。
まだ外は真っ暗だし、部屋着にこれまた部屋着の上着を羽織って、下はスウェット、キャップを深めに被り、ひどい格好で出発です。
どうせこの時間なら、人も全然歩いていないでしょうし。

予想通り誰とも会わずに、いつもより少し歩いた先にある大きな公園に到着。
まだ明かりがついていない家を横目に、誰もいないのをいいことにマスクを少しずらし生の空気を吸って、そして公園の端っこで一服です。本当はね、吸っちゃいけないと思うんだけど、iQOSだし煙ほとんど出ないし吸い殻出ないしなんなら匂いも微かです。なのでまだ暗い空に向かって許しを乞いながら、朝の気持ちいい一服。

ベンチに座ってウーンと伸びをして、大好きなボーッとする時間を堪能していたら、どんどん夜が明けてくるのです。たったの5分でもだいぶ明るくなりますよね。
あー気持ちいいなー、なんてことを考えつつそろそろ帰ろうと家に向かって歩いていくと、もうすっかり明るいんですよ。完全にただの朝。

わたしは毛玉だらけのパーカーに毛玉だらけの上着に毛玉だらけのスウェット、そしてペンギンの親子が小さく描かれているなんとも言えない茶色のダサいキャップを被っていて、さらにその下にはこれまた洗濯しすぎて毛玉だらけのマスクをした眉毛のない女の顔があるわけです。
しまった、暗いうちに帰って来れば良かった・・・。
神様でもない一般人のわたしには、空の明るさを巻き戻すことはできないので、ひどい格好をさらけ出したままなるべく道の端っこを、なるべく誰も通らない道を選びました。

それでもどうしても家近くの川沿いを歩かないと帰れない。そしてこの時間は早起きしてリフレッシュ!という爽やかな人たちで川沿いは包まれている。スズメがチュンチュンしている。ジョギングをしている人たちの汗がキラリと輝いている。家々のカーテンが開き出している。

さすがに恥ずかしい。やっちまった・・・。伏目がちに歩いていても、爽やかな方々は「おはようございます!」と、こんな毛玉だらけのなんなら襟元によだれの跡がついているわたしにも、爽やかな挨拶をくれるのです。
「お、おはようございます」とわたしも挨拶しながら、なんかすみませんと心の中で謝っていました。

本当に、夜が明けるのは恥ずかしいくらいに早い、ですよねー・・・。