見出し画像

大人になったら

100均で見つけたフエラムネ18個入りパック。おまけなんてものはついていない、大人のためのお得用パック。
開けると個包装でもなんでもなく、ただフエラムネが詰まっているだけ。渋い。
コーラ味とスタンダードないつもの味。迷わず買って、バリボリ頬張りました。
フエラムネってなんであんなに美味しいんだろう。
書いてるうちにまた食べたくなってきた。
わたしの好みはコーラ味です。

小さい頃、学校からの帰り道に駄菓子屋がありました。
おばあちゃんが店先に立っていて、外に置いてあるアーケードゲーム機の前にはいつも男子がたまっていて、我々女子はベンチに座ってそれこそラムネとか占い付きのお菓子を買って、頬張ってました。
なんて懐かしい風景。今どき駄菓子屋なんてなかなかないでしょうね。
触っても割れないシャボン玉とか、手で擦るとケムリになるあのベタベタしたやつとか、今はどこに行けば手に入るのか。懐かしい。エモい。

あの頃から数十年。小さい頃に描いていた自分の未来を、今のわたしは叶えているのかというと、小さい頃のわたしにごめんねと謝りたい気持ちになります。
人生、何が起こるか分からないのだよ、まだ背がちっちゃな自分よ。
楽しいか楽しくないか。面白いか面白くないか。その2つで世界は占められていました。

でもまぁ、今だってその2つで世界を占めてもいいっちゃいいような気がするけども。そんな気がしないでもなくもなくも無い。

今日はスーパーへ買い物。
祝日で混んでいるはずで、覚悟して行って来ました。
いつもは寂れている片隅のゲームコーナーで子供たちが遊んでいて、平日は素通りされているUFOキャッチャーミニタイプが、きちんと稼働していました。

わたしはというと、初めての無人レジに挑戦。
バーコードを自分でピッてやるやつです。カード払いのみで、ちょっと緊張したー。
でもこれって、バーコードをピッしないで持ち帰ることもできそうって思ってしまったのだけど、どうやって合ってるか判別しているんだろう。
ここに買い物かごを乗せてくださいって書いてあったけど、明らかに普通のテーブルだったんだよな。
大人としての信用の上で成り立ってるのか。

帰り道、一軒家の家の前で、大きな輪っかで大きなシャボン玉を作っている女の子がいました。
そうそう、これも小さい頃遊んだな。大きなシャボン玉ってとても夢がある。

最近、夜の過ごし方が分からなくて、何回も何回も時計を見て寝る時間まで耐えているのです。
苦痛っちゃ苦痛。ハァァァってため息が出るくらいには。
これを書き終わってもまだまだ時間が残っている。
夕飯を食べた後、どうやって過ごしてたっけって我ながら分からなくなっていて、これって小さいときにはどうやって過ごしていたんだろう。
夕飯を食べた後、何してたかな?
夕方になるまで、何してたかな?
布団に入ってからだって、何してたかな?

いまいち思い出せなくて、また時計を見てはため息ついているのです。