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なんとお答えしていいか分かりません

昨日の夜19時半くらいの出来事。
タバコ吸おうとプルームテックを手にしたところ、充電が切れていてケーブルに挿したのですが、全く反応なし。まさか壊れたか?と思い、そこから一人でお祭り騒ぎ。
いろいろ奮闘した結果、マイクロUSBケーブルがダメになっていました。
うーん。コンビニへ行って買うか、明日100均に行くか。

迷っていたのですが、時計を見るとまだその時点で20時。
わたしは夜寝るのが早いので、20時はもう23時くらいの感覚なのですが、まだ世間は動いている時間だ!と気づき、寒い中、徒歩15分の100均へお出かけ。
20時過ぎに外出するのが久しぶりで、かなり新鮮でした。

風もかなり冷たくて、こんなに寒くなってきてるんだなーと実感しながら歩いていると、通りがかかった公園の奥に小さい影を発見。
子供くらいの背の高さで、でも異様に頭が大きくて長い。エイリアンみたいな形。
なんだか白くボヤッと光っているし、もしかしてこれは、人間じゃないかもしれない。
そう思ったら怖くて立ち止まってしまい、動けませんでした。しかもだんだんこっちに近づいてくるんです。
そして発する「ま、ま、ま・・・」という甲高い声。

もうこれは覚悟を決めるしかないと頭の中で試合開始のゴングが鳴った瞬間、わたしの背後から大きな声がします。

「さゆりー、何やってんの早く後ろに乗って!」

その声にわたしは飛び上がり、そして自転車用のヘルメットを被った女の子が公園から出てきました。手にはスマホ。
マジでビビらせんでくれ、さゆりちゃん・・・。ただえさえ刺激に弱くなっているのに、腰が抜けるかと思いました。あのときもし腰が抜けていたら、さゆりちゃんとママは助けてくれたに違いないですけどね。
その時は、驚いて腰が抜けたのではなく、ぎっくり腰ですって誤魔化すと思います。

無事に100均で買い物を終え、帰路についている途中、大きなマンションの前を通るんですけど、入り口のところで若い男の子たちが4、5人で集まっていました。
これわたしがチョー苦手なやつ。集団でいる男って怖い。
しかもみんな声が大きくて、とにかく怖い。かなり早足で通り抜けました。

そしたら次に来たのは「わっしょーい!」って叫びながらママチャリをこいでいるおじさんが曲がり道から登場。いきなりわっしょいし出したので、もうわたしの心臓は本日2回目のお祭り騒ぎです。

落ち着け、落ち着けと平常心をなんとか保ちながら、先に進むと、住所を確認しながら歩いているおばあちゃん2人。おそらく道に迷っています。
話しかけられたらどうしよう。わたしもエラい方向音痴なんだよな。もし聞かれたらiPhoneを開くしかないのだけど、マップを開いたところでわたしには難しいし、Siriを頼ったところで、
『なんとお答えしていいか分かりません』
としか返ってこないわたしの滑舌の悪さ。
なんとか気配を消し、おばあちゃん2人をやり過ごしました。

そして最後に、マンションの階段をずり落ちるというトドメ。
ここ2、3日歩くことが多くて、股関節が痛くて足が上がらないんです。
周りに誰もいなくて良かった。

たかが往復30分弱のお出かけだったのに、棺桶を3つ引っ張りながら夜の教会に命からがらたどり着いたような気分。
「▶︎こんな夜更けになんのご用じゃな?」
「▶︎いきかえらせる」
テレレレテーレーレーン。

その代わりプルームテックの美味しさは最高でしたが、本当に疲れた。
さゆりちゃんより、わっしょいおじさんが1番キツかった・・・。