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びょういんとびよういん

先日、2週間に一度の通院の日でした。
電車に乗るので、前回の反省をふまえてちゃんと不安薬を忘れずに飲み、お守りの源さんハンドタオルもバッグに入れ、行ってきました。

ただ出かける時に、マンションを降りてから財布を忘れたことに気づき、戻ったら今度はマスクをしていないことに気づき、戻ったら鍵を閉め忘れたことに気づき、何往復もさせられました。
だ・か・ら。変なところで疲れさせないで・・・。

わたしが通っているクリニックは駅から徒歩3分という立地で、ビルの2階にあります。
割と小さめなところで、わたしの予約をいつも朝にしてもらっているせいなのか、いつも空いています。待合室も3〜4人くらいだし、待ち時間も長くて20分くらいで済んでいます。

いろいろな方のnoteを読むと、何時間も待つとか、初診の予約に1ヶ月くらいかかるとかそういったお話を目にするのですが、わたしの場合は初診の予約も次の日にすぐ取れたので、もしかしたらラッキーだったのかもしれません。

待合室の雰囲気も良くて、清潔だし、受付のおねえさま方も優しいです。
患者さんたちも礼儀正しい方が多くて、笑顔と大きめの声で「ありがとうございましたー」って言って帰っていく方々をよく目にします。
満足な診察を受けることができたってことなのですかね。

わたしが受付だったら接客業バイトの癖が出て「またお越しくださいませー」って言っちゃいそう。ダメダメ、それは言っちゃダメなやつ。
要するに、いいクリニックということなんだと思います。
一発目でこのクリニックを選んで良かった。

いつもわたしが通う曜日にいる、S先生ともう一人の男の先生。
野生を忘れて牙をなくしたライオンみたいな見た目なんです。
ミスドのポンデライオンを肥えさせて白髪まじりにしたようでかわいい。
だけどわたしの担当が最初から男の人だったら、言いたいこと言えなかったと思います。
それもラッキー。
男の人ではなく、なるべくなら同性の人に担当してもらいたい。

それは男性に対する嫌悪感とかそういうものでは一切なく、同じ女性という安心感です。
4〜5年通っていた美容院の担当の方も、女の人でした。
サバサバしていて「お仕事はなにをしてらっしゃるんですかー?」とか「休みの日はー」とかそういう要らぬ会話をしてくる人ではなかったのでとても楽でした。
多分、シャンプーのあとのマッサージもめんどくさいから省いてたっぽい。わたしはあれ好きじゃないのでちょうど良かったんです。これもラッキー。

ただ、ある日突然「東京を離れることになりました」という、走り書きの見本みたいな字でその一文だけのハガキが家に送られてきて、どうしたんだろーと思いながら、たまたまその美容院の前を通ると、店ごとなくなっていました。
ガランとした店の中に、立てかけられた看板が一枚。
・・・なんか怖い。裏に隠された真実がありそうで怖い。
髪を切る腕は確かでした。

こう思い返してみると、病院と美容院のチョイス運はけっこう持ってるかもしれないです。びょういんとびよういん。同じ文字だ。
ということは、いつかはあのクリニックも美容院と同じようにいきなりなくなったりするのだろうか。S先生から走り書きのハガキが届いたりするのだろうか。
・・・医療という人々に寄り添っている分野なだけに、裏に隠された真実が深そうで怖い。

とりあえずまだあったので良かったです。

そうそう、薬も1種類減りました。と言っても胃薬だけど。
抗うつ薬の副作用の吐き気を抑える胃薬でした。もう吐き気は出ないでしょうということで、胃薬とはおさらば。
一粒でも減ると、嬉しい。