将棋の根本1

難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く

井上ひさし

前書き

 はじめましての方ははじめまして。いつも来てくださる方は、毎度ありがとうございます。あゆみ将棋塾の塾長です。

 今回は、将棋の根本を考えていく企画です。よろしくお願いいたします。

1、将棋の性質

 将棋とは、相手より早く王様を取るゲームです。
 1手ずつ交代で指していきますから、一手早く相手玉を取れればいいというゲームです。言い換えれば、一手の差か一手以上の差が最後にはできることになります。王様を取るスピードを競うのが将棋の本質となります。

2、詰み

 では、相手の王様が取れる状況を詰みと言います。
 詰みは、基本的に王手という直接的な攻めが必要になります。
 自分の駒の動き方の内に相手の王様を入れることを王手と言います。
 間接的に攻めることを縛りとか寄せと言います。

 将棋に熟達するには、詰みについての理解が必要です。
 将棋が強くなりたいと思うならば、将棋の根本である詰みを稽古しなければなりません。そして、その力を養うためのトレーニングが詰将棋です。

3、稽古

 将棋で勝ちたい場合には、その条件はいくつかの要素に分類できます。
 将棋には流れというものがあります。
 音楽には、メロディラインがあるように、将棋にも一手の意味を付加される流れがあるのです。
 その流れを把握するためには、大体初段くらいの理解が必要です。
 いきなり自転車に乗れないようにすぐには、将棋の理解が深まることはありません。
 そこには地道な稽古が求められます。

 稽古方法は、一人でできるものもありますし、他人の力を借りる方法もあります。

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