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05. 理想と現実|鎌倉の家づくりのはなし

先週末は、逗子の工務店キリガヤとの打ち合わせ。先日のヒアリング内容をふまえて、家づくりのたたき台をプレゼンしてくれる日でした。

「どんな家が出てくるかな〜?」と、私たちも期待が大きいぶん、そわそわしながら当日を迎えました。

打ち合わせではまず、営業の川添さんが家全体のコンセプトについて、イメージ写真とともに説明してくださり、続いて、設計の行枝さんから、各階の部屋の間取りや外観について、平面図と3Dを見せながらお話してくれました。

ヨーロッパの家のような、空間にゆとりがある開放的なLDKをいちばん優先に考えながらも、書斎がほしい、客間もつくりたい、アウトドアグッズの収納スペースを確保したいなどなど、部屋数も多くリクエストしていた私たち。

とくに夫はリビングへのこだわりが強く、高い天井、大開口の窓、木製サッシ、薪ストーブなどもお願いしていました。

一坪がどのくらいの広さかも、見当がつかないほど家にウトい私なので、土地の広さに対して、これだけたくさんの私たちのわがままを言ってしまって、果たして物理的にできるものなのかしら?と恐る恐るプレゼンを聞きすすめていくと・・

行枝さんが見せてくれた家の間取りイメージは、まさに私たちの理想をぎゅむっと詰め込んでくれたものでした!

玄関横のアウトドア収納、高い天井に広々としたLDK、薪ストーブ。部屋数の多い二階も日当たりや風の通りをいかした間取りに。キリガヤらしい板張りの外観もすてき。かっこいいけれど、決して奇抜ではない、長く飽きのこなそうなデザイン。回遊導線もしっかりと考えられていて、さすがだなと思いました。

行枝さんの図面をたたきにしながら、この部屋はもっと広さが欲しいとか、このスペースはいらないかもとか、あれこれ意見交換をすること2時間半。なんとなくブラッシュアップする箇所がまとまってきたところで、最後にお見積りのお話に。

これだけ、あれこれリクエストしたら、それはきっと高くつくだろうなと覚悟はしていたものの、案の定、予算を1000万円もオーバーしてしまっていました。


ちーん。
やっぱり、そう簡単に、理想は叶うものではありません。

構造材という家の骨組みになる木材がもっとも費用が大きいところのようで、そこから減らすことに。

家の広さを譲りたくない夫。まずは天井の高さをきもち低くする方向で調整をお願いしました。お見積もりとにらめっこする日々が続きそうです。

そして、もう一社のリモルデザインがどんな家を提案してくれるのか、そちらもとっても楽しみです。

つづく ⇢

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