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おすすめある?

近々友達がイスラエル・ヨルダンあたりを旅するらしく
「おすすめあったら教えてー」
と言われた。

その地域は私にとって想い出が深すぎて、
マシンガントークしかけたのを抑えて
落ち着いてじっくり振り返ってからメッセージすることにした。



2018年当時、その地域の中で私が一番行きたかったのは
イスラエルの中にあるパレスチナ自治区で、
行く前はイスラエルについての知識はほとんどなかった。

"社会の授業でやったな。3大宗教の聖地だっけ。
ユダヤ人とアラブ人の難しい問題もある…”

ユダヤ人とアラブ人の話は本当に複雑で、
少しでも理解してから行こう、とネットの記事を読みあさる。

そうして、しばらく滞在したギリシャからイスラエルへ飛行機で向かった。

なにげなく取ったその日その時間の飛行機に、
なんとコソボとサントリー島の宿ですれ違った旅人が乗っていた。

イスラエルの空港に着くと、私たちはようやくちゃんとした会話をした。

もちろんそれぞれ一人旅をしていたので、
その日はお互い目をつけていた違う宿ヘ向かったが、
後日、3大宗教の聖地エルサレムで再会する約束をした。

首都からエルサレムに移動し、無事合流予定の宿で再会を果たす。

よくよく話を聞くと、彼女は大学でドイツ史を勉強していたらしく
人一倍思い入れがあってこの土地に来たという。

彼女にこの土地にまつわるいろいろなことを教わり、
私の関心も深まっていった。
そのまま一緒にホロコースト博物館に行くこともできた。

ヤド・ヴァシェム(ヘブライ語とイディッシュ語:יד ושם Yad Vashem)は、ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の犠牲者達を追悼するためのイスラエルの国立記念館である。エルサレムのヘルツルの丘にある。日本語では「ホロコースト記念館」[1]「ホロコースト博物館」[2]などと訳すこともある。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ここで、2人で歴史の重さに触れた。
一緒に行った人が彼女で本当に良かった。
きちんと気持ちや想いを共有できる相手だった。

こうして私のイスラエル滞在はより深いものとなっていった。



もちろんこの先も色々あって長くなりそうなので
今回はさらっとダイジェストで書き残すだけにするけれど、
誰かに「おすすめある?」と聞かれるのはとても嬉しい。

なにがよかったかなあ…

と振り返ることができるから。

私の記憶が消えていかないためにも、
どんどん「おすすめある?」と聞いてほしい。





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